日本一の深さを誇る宮崎の火口湖「御池」

宮崎県都城市と高原町の境界に位置する御池(みいけ)は、周囲4kmのほぼ円形の湖で最大水深103mと、国内にある火口湖の中では一番の深さを誇る。

こう言われるとなんとなく秋田県の十和田湖では?と思ってしまうが、あちらはカルデラ湖なので厳密には違うようだ。

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実際に行って来た

観光スポットや釣りスポットとしても話題の御池では、休日になると多くの観光客などで賑わいを見せる。

目の前にあるのは高千穂峰。

別の記事で紹介しているのでここではあまり触れないが、霧島連山の中では韓国岳に次いで2番目に高い山。天孫降臨の伝説が残る霊峰でもある。

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また、御池では30分1,500円で足漕ぎボートに乗ることができるという。

恐竜を模した作りになっていて、そのボートの名はネス湖のネッシーならぬ「御池のミッシー」。鹿児島にある池田湖でもイッシー伝説なんかがあるので、どこの湖にもこういう話はあるんだなぁ。

手榴弾が大量に見つかったらしい

御池では終戦直後、旧日本軍が武装解除のため大量の手榴弾や砲弾を投棄したという言い伝えがある。

これまでにも大量に見つかったとされていて、少なくとも以下の記録がネット上に転がっていた。

1987年に県警が湖底を捜索して手榴弾115個、砲弾1個を回収した。

2001~2002年にかけて手榴弾約50個が見つかったため県警などが捜索を行うと、さらに約100個見つかった。
その後も2003年~2009年にかけて、毎年のように手榴弾が見つかった。

2016年末~2017年にかけて計9個の手榴弾が見つかった。

これだけ大量の手榴弾などが見つかるとなると「○○日にこれだけ投棄した」とかの資料が残されていそうだが、そういったものは何も無く、あとどのくらい眠っているか全く把握できないそうだ。

陸自都城駐屯地(都城市久保原町)は「史料が残っておらず、何とも言えない。どれだけの数が水中に残っているか見当がつかない」とする。

引用:YOMIURI ONLINE「どれだけか見当つかぬ」湖から手りゅう弾続々

自殺スポットとも言われている

周辺にある国有林を中心に、御池は自殺スポットとも言われているらしい。

あまりニュースになることは無いが、実際に「パトカーが御池のほとりに停まっていて、警察官が捜索をしていた」という報告もある。

火口湖である御池は、湖岸から数m歩けばあっという間に背丈よりも深くなる。それ故一度沈んでしまうと捜索も困難を極めるとのこと。

今日のあとがき

スウ

昼間は人がいっぱいなので、観光地の感覚で楽しむことができます。
夜は・・・山奥なのでけっこう怖いかも。

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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