そうめん流しの廃墟は解体済み!霧島神宮のそばにある「御手洗の滝」

【2023/08/17追記】

当記事は、2023年1月に訪れたときの様子を記したものです。
現在の様子が知りたい方は、下の記事をご覧ください!

鹿児島を代表する神社、霧島神宮の裏参道には御手洗(みたらし)川が流れており、その途中に御手洗の滝という場所が存在する。

訪問当時のGoogleマップによると何故か“臨時休業”とされているが、実際にはどうなっているのだろう。

目次

御手洗の滝とそうめん流し

かつて、滝の目の前にはそうめん屋があった。

1968年から営業しており、御手洗川の湧水を使ったそうめんが味わえたそうだが、少なくとも2018年時点で閉業していたようだ。

おそらく、このそうめん屋の存在が“臨時休業”と表示されてしまっている所以だろう。

2023年1月現在では建物の基礎部分が残るのみとなっているが、1年ほど前まではここにそうめん流しの廃墟がそのまま残っていたらしい。

何枚かネット上にアップされた写真を拝見したが、蛍光灯を取り付ける部分が外れて垂れ下がっていたり、屋根が歪んで今にも崩落しそうだったりと、滝を見るにはかなり危険な状態だったようだ。

廃墟が解体された今では、このように道路上から御手洗の滝の全景を見ることができる。

冬場はこのように水量が少ないもしくは全く無いのだが、これが春になると一気に増えるらしい。

御手洗川は、霧島の七不思議の一つです。
川の水は十一月から四月頃まではほとんど枯れていますが、五月頃から非常な勢いで大量の水が湧き出ます。
この時は、魚もいっしょに湧いてくるといわれます。
水の質は清明で、天孫降臨の際高天原から持ってきた真名井の水が混じっていると伝えられています。

霧島市教育委員会“御手洗川”案内板より引用

まだその時の様子を見たことが無いので何とも言えないが、案内板でこのように記されているということは決して出鱈目なものではないのだろう。

時期を見てまたここへ訪れてみたいと思う。

滝の隣の鄙びた旅館

そうめん流しを営んでいたのは、滝の隣に建つ“蓬泉館”という旅館と思われる。

昭和初期の創業で、70年余りの歴史がある旅館だったが2017年~2019年の間にひっそりと廃業したようだ。

今では物寂しい雰囲気の廃墟と、その名を冠したバス停が残るのみとなっている。

今日のあとがき

スウ

廃墟が無くなってたのは予想外だったけど、おかげで滝の全景が見られるようになりました。
いつの日か間近で見てみたいな…。

スポット情報

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

目次