休業中の「霧島いわさきホテル」周辺の廃れっぷりが凄まじい件

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ひとくちスポット紹介

スポット名霧島いわさきホテル
所在地〒899-6603 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3958
ウェブサイト霧島いわさきホテル 【公式ウェブサイト】
概要えびのスカイラインを上る途中にある大型ホテル。
1999年に旧ホテル林田温泉から経営を引き継いだが、2017年より休館となっている。

霧島いわさきホテルとは、鹿児島県霧島市の霧島温泉郷にある地上9階・地下1階建ての大型ホテルです。

元々はホテル林田温泉という名前でしたが、経営元の林田グループが破綻したことでいわさきグループに経営が引き継がれ、1999年以降から「霧島いわさきホテル」として営業していました。

しかし2011年に発生した東日本大震災を受けてホテルの耐震診断と公表が義務付けられたことや、人手不足などの問題から、いわさきグループはホテル事業全体を見直すと発表。

霧島いわさきホテルは2017年11月6日をもって休館し、新館を残してあとは建て替えを行う予定だそうです。

ホテル跡へ

人気も何もない空き地。
ここは営業当時、霧島いわさきホテルの駐車場だったところ。

路肩に放置された板がそれを示しています。

霧島いわさきホテルの入口。敷地内は解体業者が入っているため立入りはできません。

その横には、“日本でも1、2位を誇る広さ3000㎡の大浴場”と書かれた、林田温泉時代から存在するであろう看板が立っていました。

昔は霧島温泉郷にもこういった規模の大きいホテルや旅館がけっこうあったらしいですが…そのほとんどは時代の流れに取り残されて閉業を余儀なくされてしまいました。

今あるのは、近年できたコンパクトな隠れ家風の旅館や生存競争に打ち勝った数少ない大規模ホテル、あと小規模な民宿が残るのみでしょうか…。

かつて旧館(1号館・2号館)があったところは、完全に取り壊され更地になっていました。

一方で、奥の新館(3号館)だけはきれいに残っています。
貴重なホテルの断面。

色々と残念なホテル周辺

ホテル周辺は物凄く寂れていました。
…といっても休館前からそうだったのかもしれませんが。

道路沿いに建つ家々の何軒かは人が住んでいるものの、それ以外は朽ちた廃屋のみが残されていました。

こちらの家は元々2階建てだったようですが、その2階部分は一部を残して崩れてしまっています。

ホテル入口のちょうど真正面にある廃墟。

建物に残った文字の跡を見るに、こちらの建物は「霧島歴史民俗資料館」であったようです。
2018年の時点で閉業して久しい様子。

玄関部分はガラス張りのため、入らなくとも中の様子が確かめられますが…少なくとも中まで朽ちているのは確実なようで、壁や天井が一部崩れかけているのが見えます。

中でもひと際目を引いたのがこの廃屋。あばら家なんてレベルじゃないぐらい損傷が激しく、まだ崩れていないのが不思議なくらいです。

ネット上の情報によれば、昔ここは「高〇荘」という旅館だったらしいですが…真相は不明。(〇字は伏せてあって分からない)

ていうか…歪んでない?

実はこの建物の隣に路地が有り、その先にまた何軒か同じような廃屋があるっぽいのですが、こんな状態になった廃屋のほぼ真下を通ると考えると、とても行く気にはなれませんでした。

その右隣の廃屋、屋根の位置が低いのでこれは低地に建っているものかと思いきやそうでもなく、長い年月をかけた末に全壊しただけのようです。

おそらく、ここに残っている廃屋は遠からずこんな運命をたどるのでしょう…。

▲ 写真は後日撮影したものです

そして、ホテル跡からちょっと上ったところには、こんな感じのマンションのような廃墟が道路脇に佇んでいます。
すべてを写真に収めてはいないが、少なくとも3~4棟はあるでしょう。

おそらく林田温泉時代からある社員寮のようですが…今では薄暗い森の中に朽ち果てた廃墟が残るだけの光景となり、夕方に通るとかなり不気味で怖いです。

今日のあとがき

スウ

今ではすっかり更地になってしまいましたが、いつか再開したらちょっと行ってみたくはありますね…。
僕は大型ホテルに泊まった経験が無いので、どんな感じなのか体験してみたいところ。

スポット情報(2024年7月時点)

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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