霧島神宮の先にあるマイナースポット「千滝」「小大滝」へ!人気は皆無でした…。

目次

ひとくちスポット紹介

スポット名千滝
・小大滝
所在地鹿児島県霧島市霧島田口
概要どちらも霧島川にある滝。
霧島神宮の近くに位置することから、道は狭いものの千滝まではそれなりに整備されているが、それ以降は悪路となり小大滝は案内板などが無く分かりづらい。

鹿児島県を代表する神社のひとつ「霧島神宮」には毎年150万人もの観光客が訪れるが、その近くにいくつか滝が存在するのをご存じだろうか。

あまり知られていないが滝は3つあり、以前紹介した御手洗の滝のほか、千滝」小大滝」があるという。

まずは千滝へ

御手洗の滝近くの廃旅館の前に車を停め、ここからは徒歩で移動する。

それにしても、まだ廃業してから10年も経っていないはずなのに木々の侵略がかなり進んでいる。

千滝と小大滝へは、霧島神宮の旧参道へと続く道をさらにずっと進んだところにある。

写真のところから霧島神宮へ上がることができるが、今回の目的とは違うためスルーさせて頂く。

やがて左手側には霧島川とともに立派な砂防ダムが現れてきた。

こちらは2011年の新燃岳噴火を受け、土石流による被害を防ぐために建設されたもの。この上流にも同様の砂防ダムが1基あり、合わせて約20億円が投じられたそうだ。

千滝に到達!

さらに進むと、コンクリート造りの橋が出現する。千滝はここから見られるのだ。

千滝の特徴は、岩場のあちこちから水が落ちているところ。

大昔、新燃岳が噴火したときに流れてきた溶岩が川に削り取られてできた滝…なのだが、新燃岳からは約6km近く離れているのにこんな所にまで溶岩が届くものなのか。自然は怖い。

小大滝へ

千滝を過ぎると、途端に路面の状況が悪化し始めた。

拳から顔の大きさほどの落石を見かけるようになったし、明らかに人や車が通る頻度がここからガクッと下がるのが分かる。実際、この先には小大滝と発電所ぐらいしかないので当然っちゃ当然なのかも。

過去に土砂崩れがあったのだろうか、工事が行われているようだ。

おまけに「徐行 橋付近」の文字と一緒に申し訳程度のバリケードが施されていた。

立入禁止の文字は無さそうだし…一応通っても良いんだよね…?

簡素なバリケードを抜け、狭く気味悪い道を進む。近くにUターンできそうな広い場所もないし、我ながら車を置いてきたのは正解だったかもしれない。

こんなに人気が無いと猿や猪でも出そうな気がしたので、ひとまず音楽を流して気休めをした。

ついに見えた小大滝…?

ここは千滝からおよそ10分ほど歩いたところ。人気は変わらず皆無。

Googleマップによれば、小大滝はこの広くなったところから川へ下りると見えるらしい。

・・・が、滝はどこなんだろう?

周りを見渡すと何ヶ所か滝っぽい所は有るが、千滝と違って案内板が一切無いので「これだ!」という判断ができない。

でも「小大滝」という名前なので、もしかしたら大小複数ある落差の総称から由来するのかもしれない。

なんだかモヤっとするけど、ここら一帯を小大滝という事にしておこう。

【おまけ】小大滝の先へ行ってみる

悪路とはいえ小大滝までは普通に道が敷設されていたが、「じゃあ道はここで終わりか」というとそんな事はなく、まだまだ続いている様子。

しばらく進むと、工事関係者用の吊り橋が出現。

当然渡れないのだが、橋の先には何があるのだろう。

吊り橋を通り過ぎると、今度は覆道ゾーンに突入。

洞内は照明が無いため薄暗く、地下水か何かのしずくが天井から滴り落ちる音が時折聞こえる。

誰もいないので、はっきり言って気味が悪い

覆道の隙間からは、巨大な岩々の隙間を縫って流れる霧島川が見えた。

覆道を抜けると一つの建物が見え、道はそこで終わっていた。こちらは「霧島第一発電所」という水力発電所で、昭和2(1927)年より稼働しているのだという。

どうやらここまでの道は、発電所にアクセスするためのものだったようだ。

今日のあとがき

スウ

往復4kmの道のりを歩いたので、数日間は筋肉痛でした。
気軽に訪れるなら千滝までで十分かも…。

スポット情報

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

目次