大河ドラマで有名になりすぎた幻想的なスポット「雄川の滝」

鹿児島県の南大隅町と錦江町の境目にある雄川の滝」

2018年に放送されたNHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニング映像に使用されたことで、それまで地元の住民にしか知られていなかったのが一躍有名になった滝だ。

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雄川の滝

南大隅町の中心街から雄川に沿う狭い道を車で15分ほど走ると、駐車場に辿り着く。

そこから展望台まで続く約1.2kmの遊歩道を歩くと展望台が見えてくるのだが、落差46m・幅60mの巨大な滝はかなりの見ごたえ。

透き通ったエメラルドグリーンの滝壺は幻想的で、フォトジェニックな写真が撮れるとして評判を呼んでいる。

がっかりポイント

その一方で、雄川の滝には観光地として一気に有名になった弊害か、時にがっかりスポットとして評されることがある。

そうなってしまった要因がいくつか存在するので併せて紹介しよう。

上流展望所は見ごたえ△

雄川の滝には、滝壺付近まで近づける「雄川の滝展望所」と、滝を見下ろせる「上流展望所」の2ヶ所の展望台が設けられている。

上流展望所からの景色

上流展望所では滝そのものを見ることはできるが、雄川の滝最大の特徴と言える滝壺は木々に阻まれている上にちょうど死角になっていて、そこまで見えない。

そしてナビの情報が古いと、滝壺の方をスルーしてこちらへ案内されてしまうという。

かといってここから滝壺まで降りられる遊歩道は整備されていないので、一度下流まで迂回してからアプローチする必要があるのだが、車1台分がやっと通れる幅の道を通るしかない。

上流に水力発電所がある

滝のすぐ上流では水力発電所が稼働していて、雨が降るなどした際には放流が行われるという。

こうなると水量が多くなって滝壺が濁ってしまうのだが、いつ放流するかの日時をこちら側から把握することはできず、最悪の場合、増水によって遊歩道自体が通行止めになることもある。

実質、エメラルドグリーンな滝壺が見られるのは運次第ともいえるだろう。雨の多い6~7月は避けた方が良いかもしれない。

今日のあとがき

スウ

賛否両論ありますが、条件さえ整えば「来て良かった」と思える場所。
駐車場の近くには“ハートの石”もありました!

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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