ひとくちスポット紹介
スポット名 | 開聞トンネル |
所在地 | 〒891-0602 鹿児島県指宿市開聞川尻 |
概要 | 御倉本1号トンネル・御倉本2号トンネルの総称。 昭和41(1966)年に開通し、開聞岳を一周できるルートの一部を成す。 地元住民を中心に利用されているが、鹿児島有数の心霊スポットになっている。 |
日本には数多くの心霊スポットが存在しており、それぞれいろんな霊的な噂が立っていることでしょう。
今回紹介する「開聞(かいもん)トンネル」は、鹿児島県では一二を争うほど知名度が高い心霊スポットといわれていて、それだけに数々の噂があるようです↓
- 天井に設けられた採光窓から女性の霊が覗いていた、ぶら下がっていた
- トンネルの入口付近に幽霊が立っていた
- 車でトンネルを通ったら後部座席が濡れていた
- タクシーの後部座席に見知らぬ女性が乗っていた
今日はそんなトンネルに訪れた時の様子をお届けしたいと思います。
実際に行ってみた
2018年夏、天気は晴れ。
開聞トンネルは「御倉本1号トンネル」「御倉本2号トンネル」の2つのトンネルの通称で、場所は開聞岳のふもとを一周する道路の途中にあるとのこと。
周りは山と海、時々畑があるぐらいで、トンネル5km手前から既に民家はありません。
トンネルまで1kmを切ると道幅もかなり狭くなり、鬱蒼とした森林が道を覆うようになってきました。
御倉本1号トンネル(総延長152m)
さらにくねくねした道を進んでいくと、いきなりトンネルの入口が出現!
ここが件の開聞トンネル。けっこう雰囲気あります。
1号トンネルは若干カーブ気味に造られているためか、ここから出口の光は全く見えません。
トンネル幅も車一台分しか無いので、車同士のすれ違いはまず無理そう…。
このトンネル自体は短いので、カーブを曲がればあっという間に出口の光が見えてきます。
採光窓にも特に何かがいる様子は無し。
トンネルを抜けると、鉄骨のアーチが出現。
別名「中庭」と呼ばれるこの区間は、車好きを中心に写真映えするスポットとして話題になっているのだそう。
御倉本2号トンネル(総延長625m)
中庭を抜けると、再びトンネルの暗闇へ。
2号トンネルの方はかなり距離が長く、出口の光が見えないまま採光窓が一定間隔で続いているので、延々とトンネルが続くような錯覚に陥ります。
車同士がすれ違うための待避所も数カ所ほど設けられていました(写真右部)。
ただ、幸い対向車に遭遇することは一切なく、2号トンネルの出口に到達。
これで開聞トンネルは終わりです。
開聞トンネルが出来た理由
今回紹介した開聞トンネルには、心霊現象を抜きにしてもいろんな噂があるようです。
最後はそれに迫ってこの記事を終わりたいと思います。
昔は開聞岳をトンネル無しで一周できたが、1960年代初頭からの新婚旅行ブームの影響で近くの「開聞山麓自然公園」に無断で忍び込む人が後を絶たなかったため、公園の所有者であるいわさきグループが一部をトンネル化させた。
いわさきグループがゴルフ場「いぶすきゴルフクラブ」を建設する際、“地元住民が利用客から見えないようにする”という名目でトンネルを造った。
この噂が本当かどうかは分かりませんが、悪名高い県内有数の大企業であるいわさきグループが登場するのは鹿児島らしいです。
少なくとも、開聞トンネルが地元住民の生活道路として利用されているのは事実なので、もしここに行くのであれば派手な行動は慎みたいところ…。
今日のあとがき
実はトンネルを訪れた後、数日ぐらい気分が悪くなったんですよね…。
霊感は無いので気のせいだと思いますが、この件があってからしばらく心霊スポットは行けなくなりました…。
スポット情報
スポット名 | 開聞トンネル |
所在地 | 〒891-0602 鹿児島県指宿市開聞川尻 |
通行料 | 無し |
駐車場 | 無し |
トイレ | 無し |
現状 | 供用中。 道幅が狭いので対向車に注意。 |