海底にはカルデラも!錦江湾の最奥部に鎮座する「若尊神社」

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ひとくちスポット紹介

スポット名若尊神社
所在地〒899-4462 鹿児島県霧島市国分敷根
ウェブサイト若尊神社|鹿児島県神社庁
御祭神・神武天皇
・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
概要鹿児島湾(錦江湾)の最奥部にある岬「若尊鼻」の突端にある神社。
熊襲征伐にやって来た日本武尊は、この近辺に上陸されたといわれている。

若尊神社のある「若尊鼻」へ

2022年11月2日、天気は曇り。

今回紹介するスポットは、鹿児島県霧島市にある「若尊(わかみこ)神社」です!

こちらは鹿児島湾(錦江湾)の最奥部にある岬「若尊鼻」のすぐ近くにある神社で、古代日本において熊襲(くまそ)の征伐のためやって来た日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が敵前上陸の第一歩をしるされた霊地とも言われています。
そのため、この神社には神武天皇に加えて日本武尊が祀られています!

若尊神社への道のり

若尊神社までは海岸線に沿って遊歩道が整備されていて、そこを通って行くことが出来ます。

…が、そこまでの距離はだいたい1km。
道は舗装されてはいるものの、地味なアップダウンがあるのできつく感じるところも。

神社が見えてきた

歩き始めてからおよそ20数分後。
遊歩道の終点までたどり着くと、ついに若尊神社の鳥居が見えて来ました!

鳥居をくぐった先に拝殿などはなく、天然の岩でできた祠がどーんとお目見え。
近くで見るとけっこう大きくて、とてもワイルドな雰囲気です…。

海の底に巨大な火山がある?

若尊鼻からは活火山である桜島を望むことが出来ますが…今見えている海の底には、「若尊カルデラ」と「姶良(あいら)カルデラ」が潜んでいます。

国土地理院|標準地図を編集・引用

図に表すとこんな感じ!
カルデラの中にまたカルデラが存在するような形になりますね。

有史以降に噴火した形跡はありませんが…約2万9000年前に姶良カルデラで起きたものでは、火砕流による堆積物の高さが最大100mに達するほどの巨大噴火っぷりを炸裂させています。

そして、若尊カルデラの海底では今でも噴気活動が活発のようで、海面に泡が湧いて出てくることも!
地元の人はこれを「たぎり」と呼んでいるそうです。

おそらく…若尊鼻周辺はちょうどカルデラの縁の部分にあたると思われます。
そう考えると、あの神社もなかなか凄い場所にあるのですね。

今日のあとがき

スウ

若尊鼻には野良猫が割と生息しているようで、中には初対面にもかかわらず撫でさせてくれる懐っこい猫もいました!
とっても可愛かったです…。

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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