海底にはカルデラが!錦江湾の最奥部に鎮座する「若尊神社」

46.鹿児島県

ひとくちスポット紹介

スポット名若尊(わかみこ)神社
所在地〒899-4462 鹿児島県霧島市国分敷根2575
ウェブサイト若尊神社|鹿児島県神社庁
御祭神神日本磐余彦天皇かんやまといわれびこのすめらみこと(神武天皇)
日本武尊やまとたけるのみこと
概要宝暦2(1752)年、錦江湾(鹿児島湾)の岬「若尊鼻」に建立された神社。
日本武尊が熊襲征伐の際に敵前上陸の第一歩をしるされた地ともいわれている。

錦江湾の最奥部にある岬「若尊鼻」

錦江湾(鹿児島湾)の最奥部には、「若尊わかみこ鼻」と呼ばれる岬があります。

今回の目的地は、その岬の突端にある「若尊神社」

若尊神社は、約1kmの遊歩道を歩いた先にあるとのこと。

遊歩道は、春~秋は道の傍らから草がわさわさ生えており、とってもワイルドな雰囲気に…。

起伏もそれなりにあるものの、道自体は舗装されているのでそこまで歩行が困難という訳ではなかったです。

割と人の往来も有るので、クモの巣にぶち当たる心配も無し。

神社に到着!

歩くことおよそ20分、鳥居が見えてきました。

ここが若尊神社です!

神社に拝殿などはなく、鳥居をくぐれば天然の社がいきなり出現します。

近くで見るとめちゃくちゃ大きい…。

神社の由緒

日本神話によれば、かつて九州南部には襲国があって、そこには大和王権に反抗する熊襲くまそという部族がいたのだそう。

この熊襲を日本武尊が征伐しに行くのですが、その時にまず上陸したのがこの辺りと言われています。

実はカルデラがすぐそばに有る!

国土地理院|標準地図を編集・引用

ところで、若尊神社へは海岸線に沿うようにして遊歩道が続いていますが、その海中には「若尊カルデラ」があるのだとか!

姶良カルデラの親戚分みたいなもので、有史以降に噴火した記録はありませんが、今でもカルデラ丘からは噴気が確認されており、それが泡となって「たぎり」として海面上に現れるそうなんです。

なのでカルデラ自体は普通に活動中。

おそらく、今歩いてきたこの遊歩道なんかはちょうどカルデラの縁にあたると思われます。

そう考えると、あの神社もなかなか凄い場所にあるのですね…。

今日のあとがき

スウ
スウ

若尊鼻には野良猫が棲んでいて、遊歩道を歩いていると何匹か見かけることが有ります。

写真は「撫でろ」と言わんばかりに背中を向けてくれている様子。

スポット情報

スポット名若尊(わかみこ)神社
所在地〒899-4462 鹿児島県霧島市国分敷根2575
営業時間特に無し
料金特に無し
駐車場有り(無料)
トイレ無し
ウェブサイト若尊神社|鹿児島県神社庁