「新燃橋」から見える、世にも珍しい霧島川の青い川

46.鹿児島県

青い川を求めて

鹿児島県霧島市には、どうも青い川が見られる場所があるらしいのです。

一般的な川でも濃い青色の川は見かけることがありますが、今回紹介する場所は水色に近く、Google Mapでもそれなりの口コミがある模様。

その川の名前は「霧島川」。霧島連山を源流とし、千里ヶ滝や千滝、霧島神宮を経たのち天降あもり川へと合流する二級河川です。

今回の目的地である青い川は、えびのスカイラインから霧島神宮・新湯方面に下り、180°のカーブの途中にあるこちらの橋から見られるようです!

昭和32年に竣工された「新燃橋」という名前のお爺ちゃん橋で、おそらくは近くにある新燃岳からとったのだと思われます。

ちなみに橋の周辺に駐車場は無いので、車は路肩でお留守番。

そしてこちらが青い川!

・・・青というよりは緑に近いけど、それでも色自体はあまり見ないような感じの色でした。

下流も若干青みがかったような色に。

川が青い理由

なんで川がこんな色になってるのかについてですが、その答えは霧島川の源流である霧島連山に有ると思われます。

霧島連山というと、新燃岳や御鉢などといった活火山がいくつもそびえ立つパワフルな山。

▲ 新燃岳火口脇からあがる噴気

特に霧島川のすぐ近くに位置する新燃岳は、2011年・2017年・2018年と近年噴火を繰り返した火山。

2023年現在で噴火はしていなくとも火山性地震や噴煙を上げるなどの活動は活発なので、それに伴う火山性の成分が川へ溶け出して青く染まっているのだと考えられます。

まさに火山に囲まれた鹿児島ならではの光景。

今日のあとがき

スウ
スウ

新燃橋のあるこの道は一応県道なんですが、山奥すぎるのか橋周辺の路肩が崩落しても復旧工事が間に合っていないようで、少なくとも5ヶ月はこのままらしいです。

土嚢などで応急処置はされていますが、霧島神宮側からお越しの際はお気をつけて…。

スポット情報

新燃橋(青い川)

所在地:鹿児島県霧島市霧島田口 県道104号線
駐車場:無し
営業時間:特に無し
使ったお金:特に無し