【宮崎】鬼が一夜で造った階段がある!?パワースポット「東霧島神社」に行って来た

45.宮崎県

ひとくちスポット紹介

スポット名東霧島(つまきりしま)神社
所在地〒889-4504 宮崎県都城市高崎町東霧島1560
ウェブサイト東霧島神社 | 霧島六社権現の一つ 厄除開運の神社
御祭神●主祭神
 伊弉諾命

●相殿神
 天照大御神・瓊瓊杵尊・天忍穂耳尊・彦火火出見尊・
 鸕鷀草葺不合尊・神日本磐余彦尊
概要霧島山の周辺にある6つの神社「霧島六社権現」の一つ。
第5代孝昭天皇の御代(紀元前475年~紀元前393年)に創建されたとされている。
その後、霧島山の噴火により神殿は焼失・埋没していたが、
応和3(963)年に天台宗の僧である性空上人によって再興され現在に至る。

東霧島と書いて「つまきりしま」と読む

宮崎県都城市にある「東霧島神社」にやって来ました!

訪れたのが平日とあって参拝客は少なく、かなり落ち着いた雰囲気。

ところでこの神社、少々読みが特殊でして…。

普通なら「ひがしきりしま」と読んじゃいそうですが、ここでは「つまきりしま」と読むのが正しいのです!

東霧島神社は、宮崎と鹿児島にまたがる霧島山を取り囲むように鎮座する6つの神社「霧島六社権現」の一つと言われていますが、同じ六社権現の中にも「霧島東神社」があって、こちらは普通に「きりしまひがし」と読むんですね。

なので初見だと混乱は必至です。

霧島六社権現 - Wikipedia

では、なぜここだけが特殊な読みをするのかというと、東霧島神社は六社権現の中でも最も東に位置する神社なのだそう。

それで「あづま神社」と呼ばれたのが転じて、今の名前になったといわれています。
東方向で一番先っぽに在って、つま先にあたるから「つまきりしま」と覚えるのがよさそう。

鬼磐階段(振り向かずの坂)

さて…東霧島神社の参道には、このようなものが有ります。

こちらは「鬼磐(おにいわ)階段」と呼ばれ、途中で振り返ることなく一心に願い事をとなえながら階段を上がることで、願いが叶うとのこと。
一夜で鬼が積み上げたものともいわれています。

…でもこれ、登ってみて分かりますがめっちゃ傾斜がきつい

振り向きはしませんでしたが、もし振り向いたら体勢を崩して階段の下へ落っこちてしまいそう。
もしかすると、そんな意味合いも込めて振り向いたらいけないといわれているのかな…。

なんとか登頂すると、社殿がどーんと出現。

実に厳かな雰囲気。
ほかに参拝客の姿が無いのが、より一層それを引き立たせています。

かつて社殿のそばには、龍に見える枝をもつ樹齢400年の杉が有ったのだそう。

残念ながら2018年9月の台風によって倒木してしまったのですが、なんとこの龍の枝は無事でした。
まさに奇跡というべき出来事です。

参拝を終えたら、鬼磐階段は使わずに裏参道のほうから下っていきます。

こちらもなかなか急ですが、基本スロープなので安心。

裏参道を下り切った所には、石が三段に切断された「神石」とよばれる石が鎮座しています。
正面からだと斬られているのか分かりませんが…。

横から見てみると、確かにきれいに切断されてます!

この神石は、伊弉諾命いざなぎのみことが妻の伊邪那美命いざなみのみことの死を悲しんでできた涙が固まったものといわれ、のちに「今後このような災難にひとびとが遭わぬように…」ということで、持っていた「十握とっかの剣」でこの石を三段に切ったといわれています。

けっこう切ない。

おみくじなど

東霧島神社には、ちょっと変わったおみくじなど色々なものがあるようです。
せっかくですので、いくつかやってみることにしました。

水に浮かべて運勢を占う「水みくじ」

おみくじを水に浸すと文字が現れるらしい…。

一枚300円ということで、せっかくだし占っていただく事に。

結果は吉でした。

霊水「龍王神水」

東霧島大権現宮の故有ゆや谷(この場所のこと)に鎮座する龍王は、この世で遭遇するさまざまな苦悩から生きとし生けるものを救うために霊水を下されている…とのこと。

商業の人は銭を洗って身に納め、病の人は霊水を飲むと良いそうです。
ちょうど歯の調子が悪かったので、水を頂くことにしました。

なかなか冷たい水でしたが、歯に対する憂鬱な気持ちが幾分か楽になった気がします。

厄を粉砕できる「厄割り玉」

写真奥にある厄割り石に、厄割り玉を投げつけて災いやうっぷんを払うこともできるようです。

作法は以下の通り。

1.厄割り石の前で一礼
2.厄割り玉の穴に、悪い気を吹き込むべし
3.厄割り石に全身全霊込めてぶつけるべし
4.割り終えたのち一礼

…以上が厄割りの作法とのこと。

冗談とかではなく、マジで投げつけて割るものらしいです。
是非やろう!ってことで、さっそく玉を貰いに行きました。

さらに厄割玉には5種類の色があり、それぞれ何を払いたいかどうかで投げる玉の色を決めるようです(1玉300円)。

今回は疑心暗鬼・愚痴・ストレス黒玉を投げてみました。
写真はありませんが、「これで合ってるんだろうな」と思うぐらいには粉々に砕け散ります。

今日のあとがき

スウ
スウ

気のせいかもしれませんが、参拝後はかなりすっきりした気持ちになりました!

それにしても厄割り玉のインパクトは凄かった…。

スポット情報

スポット名東霧島(つまきりしま)神社
所在地〒889-4504 宮崎県都城市高崎町東霧島1560
営業時間特に無し
料金水みくじ料:300円
厄割玉料:1個300円
駐車場有り(無料)
トイレ有り
ウェブサイト東霧島神社 | 霧島六社権現の一つ 厄除開運の神社