干潮時のみ参拝できる、錦江湾に浮かぶ神社「荒平天神」

46.鹿児島県

ひとくちスポット紹介

スポット名菅原神社(荒平天神)
所在地〒891-2313 鹿児島県鹿屋市天神町4014
ウェブサイト菅原神社|鹿児島県神社庁
御祭神・菅原道真公
概要海に突き出た岩山(天神島)に建立されている神社。
参道の一部は砂浜となっており、満潮時刻になると水没する。

荒平天神

今回訪れる「荒平天神」は、鹿屋市の錦江湾に面した場所に建立されている神社です。

正式名称は「菅原神社」といい、文字通り学問の神様である菅原道真公が祀られています。

この神社、他では滅多にないような特徴がありまして…。

荒平天神の拝殿がある天神島と、今立っている場所。普段は海で隔てられているのですが、干潮時になると砂州が出現し、歩いて参拝することができるのです。

参拝するうえでの注意点

この神社に参拝するうえで、気を付けなければいけないことがあります。

まず1つ目は潮の干満

先程も書いた通り、干潮時は砂州があるので難なく参拝ができますが、潮が満ちてくると全部水没します。

この日はある程度潮が引いていたので参拝できましたが…じきに満潮時刻が近づいているのか、来た時には砂浜の上にあった石が参拝を終えたころには海中に沈んでいました。

今日の鹿屋 潮見表(満潮・干潮)|2023年|Surf life
鹿屋(鹿児島県鹿屋市古江町)エリアの潮見表・潮汐表・潮位表(満潮・干潮をタイドグラフで表示)波情報・週間天気・降水確率・気温・地震・海水温・日の出・日の入り・月の出・月の入りの最新2023年度版の情報を提供しています。鹿屋エリアの海水浴場・ビーチは、高須海水浴場、まさかり海水浴場、浜田海水浴場、金浜、高須海岸になります

ですので、荒平天神に参拝される際には干潮時刻を要チェックです。島に取り残される…なんてことの無いように。

もう一つ注意しなければいけない事は、参道の急勾配っぷり

手すりや縄が設けられていますが、これを使わずに登るのはかなり危険。もちろん下る際にもです。

こうして、何とかほぼ崖と言っても良いような階段を登り切ると、拝殿に到着。

旅の安全を祈願しておきました。

かつてここには駅があった

大隅線 - Wikipedia

その昔、鹿屋市を含む大隅半島には「国鉄大隅線」が走っていたそうなんです。

利用客の低迷から昭和62(1987)年に廃止されましたが、今でも当時の痕跡が残されています。最後にそちらを紹介しておきましょう。

例えば、今映っている休憩所。

ここには荒平駅があって、まさに荒平天神の最寄り駅でした。

駅跡の傍らには「営業復活記念」と彫られた石碑も。

荒平駅は太平洋戦争の影響で一時的に営業を休止していましたが、終戦後の昭和22(1947)年に復活したことで、この石碑が建てられたのだとか。

線路跡はサイクリングロードとして生まれ変わっています。

今日のあとがき

スウ
スウ

本文中では紹介できませんでしたが、境内からの眺めはこんな感じ!

運が良ければ開聞岳も見えるようです。

スポット情報

スポット名菅原神社(荒平天神)
所在地〒891-2313 鹿児島県鹿屋市天神町4014
営業時間特に無し(干潮時のみ参拝可)
料金特に無し
駐車場有り(無料)
トイレ有り
ウェブサイト菅原神社|鹿児島県神社庁