今回訪れるのは、熊本県人吉市にあるJR肥薩線の「大畑(おこば)駅」!
2020年の豪雨災害に見舞われて以降ずっと運休が続いていますが、ここは「名刺を駅に貼ると出世する」といわれているのだそう。
今回は、そんなちょっと珍しい駅について紹介したいと思います。
実際に行ってみた
2025年7月27日、天気は晴れ。

夜勤を完遂した勢いのままに、鹿児島を越えて熊本までやって来た。
駅の脇には広めのスペースがあったので、少しの間停めさせてもらうことに。

こちらが大畑駅!
明治42(1909)年の開業当時の姿を留めるその駅舎は、小さいながらも風情のある佇まい。

誰もいない駅の中。
どこかノスタルジーをくすぐるような雰囲気だ。

窓口に置かれていた駅ノート。
なんと通算154冊目!
記事を投稿した今頃は、このノートは書き尽くされたことだろう。
名刺がいっぱい
冒頭で少しだけ記した、「名刺を駅に貼ると出世する」という噂。
いつからかそう囁かれるようになった大畑駅には、名刺を貼りに訪れる方が後を絶たないようだ。
それは運休が続く今であっても。

見渡すとこんなにびっしり!!!
これだけでも十分スゴい光景だが、少し前までは駅舎のあらゆる場所に名刺が貼られていたらしい。

さすがに色々と問題があったのか、今は貼る位置が限定されているみたいだ…。
ホームへ渡る
改札を抜け、駅舎の向こう側へ。

大畑駅は急峻な地形に在ることから、駅周辺にはループ線とスイッチバックが設けられているという。
顔出し看板の線路も独特の形を描いているが、誇張ではなく本当にこんな感じみたい。

頭上には、力強い駅名標があった。
もしかして手書き?

駅構内の踏切を渡ってホームへ移動する。
かなり風化が進んでいるが、辛うじて「止れ見よ」「停👣止」と書かれているのが見えた。

行先によって乗り場が分かれているみたいだ。

場面は変わるが、駅のすぐ近くには宮地嶽神社が鎮座している。
ここ大畑駅と合わせて、アニメ「夏目友人帳」の聖地となっているようだ。

参拝の際は、ホーム上にある噴水が手水代わりとなるらしいが…運休が長引いているためか、水は涸れていた。

ホームから見る信号機。
以前訪れた真幸駅では運休中にもかかわらず点灯していたが、大畑駅のほうは消えていた。
おわりに
運休が続く肥薩線。

球磨川沿いを走る八代-人吉間は2033年度をめどに鉄路での復旧が決まったものの…山岳地帯にある人吉-吉松間は、利用者が少ないことから復旧の見通しはいまだ立たず(2026年2月時点)。
したがって、大畑駅も存続不明な状態。

とはいえ…肥薩線が運休となった今でもなお、駅とその周辺は有志の方々によって綺麗に保たれており、今にも列車が来そうな雰囲気さえしました。
まだまだ先行きは不透明ですが、大畑駅と肥薩線の復旧を願ってこの記事を締めようと思います。
出世を望む方は名刺も忘れずに。
今日のあとがき

スウ本文では紹介しませんでしたが、駅周辺には約4,600本もの梅の木が植えられた「人吉梅園」があります。
大畑駅のスタンプにも、ちゃんと梅の花が描かれていました!
スポット情報【2026年2月時点】
| スポット名 | 大畑駅 |
| 所在地 | 〒868-0812 熊本県人吉市大野町 |
| 現状 | JR肥薩線が接続しているが、2020年7月の豪雨災害により運休が続いている。 駅の見学は可能。 |










