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【鹿児島】ギミック有り!旧大隅線の線路跡を再整備したトンネル

目次

ひとくちスポット紹介

スポット名旧国鉄大隅線のトンネル
所在地〒891-2321 鹿児島県鹿屋市古江町
概要昭和62(1987)年3月に廃止された旧国鉄大隅線のトンネルを再整備した場所。
現役時代を思わせる設備が残されている。

鹿児島県には、かつて「大隅線」とよばれる鉄道路線がありました。

大正4(1915)年に南隅軽便鉄道として開業し、以降は延伸や国有化などを経て昭和47(1972)年には志布志~国分間まで全通するに至りましたが、モータリゼーション(自動車が一般社会で広く利用されること)などの理由により利用客は低迷。

やがて国鉄から廃止対象路線に選ばれ、昭和62(1987)年3月14日をもって大隅線は全線廃止となりました。

今回紹介するスポットは、そんな旧大隅線のとあるトンネル
線路跡を再整備した名も無きトンネルですが、他ではなかなか見られないような仕掛けがあります。

現地へ

2025年2月9日、天気は晴れ。

鹿屋市にある「古江鉄道記念公園」。かつてここには古江駅がありました。

トンネルは公園から少し南に歩いたところにあります。
周りは住宅街といった感じ。

カーブの先に見えてきたトンネル。

坑口の横には、当時の信号機がそのまま残っていますが…。

実はこれ、光ります。

常時点いているわけではないっぽいので、何処かにセンサーがあると思われます。
まさかこの信号機も、廃止後にモニュメントとして第二の人生を歩むとは夢にも思わなかったでしょう。

現在、トンネルを含む周辺の線路跡は自転車歩行者道「フィットネスパーク健康道路」として整備されている模様。
そのおかげか、トンネル内は照明が設置されていて歩きやすかったです。

さらに壁面には、当時の大隅線や古江駅を映した写真なども展示されています。

反対側の坑口。
こちらにも信号機が設置されていました。

今日のあとがき

スウ

知っている人は知っている場所みたいで、記念撮影に訪れる方もいるようでした。
ギミックありの鉄道遺構、気になる方はぜひ訪れてみてください!

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇
2024年:日本最南端の電停「谷山電停」到達

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