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道路改良が進むダム湖沿いの険道「鹿児島県道404号 鶴田大口線」を走る

目次

鹿児島県道404号とは

今回走る険道は、「鹿児島県道404号鶴田大口(つるだおおくち)線」

▲国土地理院|地理院地図より加工・引用

鹿児島県の薩摩郡さつま町から伊佐市へ至る路線で、総延長は約21.1km。

道中は川内(せんだい)川に沿うようなルートとなっており、かつ鶴田ダムによって形成された人造湖「大鶴湖」と並走する湖岸道路でもあります。

ただ、最近この県道では頻繁に工事が行われているようで、日によっては一部区間で通行止めとなっていることも…。

今回はそんな路線を走っていきます。

実際に走ってみた

2026年1月24日、天気は曇り時々雨。

▲県道404号の起点

今走っているのは、熊本県と鹿児島県を結ぶ国道267号。

この先には、平成の大合併で消滅した「鶴田町」の中心街があるのだが…県道404号はその手前で右に逸れていくところから始まる。

序盤は片側1車線の道が続くと思いきや、あっという間に幅員減少の標識が出現。

ま、まだ500mも走ってないんだけど…。

さらに走った先では広域農道「川薩(せんさつ)グリーンロード」と交差するが、ここでは県道404号側が一時停止を余儀なくされる。
県道の方が格下の扱いなのだ。

そして交差点の手前とその奥には、「この先 大型車通行困難」の看板が設置されていた。

なんだか香ばしいぞ、この道…。

第一の難関【川内川第二ダム〜鶴田ダム】

目の前に巨大な構造物が見えてきた。

こちらは「川内川第二ダム」
上流の鶴田ダムから放出された水を一時的に貯め、下流の水位を調節する役目を持つようだ。

青汁みたいな見た目のダム湖を遡っていく。

こんな水の中には絶対に落ちたくない、そう思った。

代わり映えのない景色が続いているので、ここまでの県道404号の走り心地について記しておこう。

道幅場所によって広くなってはいるが全体的に狭い
舗装割とボコボコに傷んでいる
その他ガードレールが所々えげつない位にひしゃげている

ちなみにそのガードレールはこんな感じ。

誰かが事故ったのか、はたまた落石が直撃したのか…思いつくのは不穏なものばかりだ。

鶴田ダムに近づくにつれ、急な上り坂が連続して押し寄せるようになる。

ふとガードレールを見ると、白ではなくうっすら水色に塗られていた。

鶴田ダムの建設に乗じてこのような色にしたのだろうか?
年月を経てくすんではいるけど、ある意味レアな構造物だ。

起点から運転することおよそ15分、鶴田ダムへ到達。

ここを左に曲がると、ダムの堤体を通って対岸に渡れる。

▼鶴田ダムについてはこの記事でも紹介しています

第二の難関【鶴田ダム〜新曽木大橋付近】

鶴田ダムを通り過ぎ、ここからは大鶴湖の左岸に沿って進んでいく。

道路脇には工事などによる通行止めの期間を記した看板が設置されていた。

…一瞬ヒヤッとしたが、幸いこの日は関係なさそうだった。

健気に稼働していた片側交互通行の信号機。

青信号に変わるまで3分ほど待ったが、対向車や後続車が来ることはなかった。

どうやら道路を拡げる工事らしい。

おそらく、両脇に設置されたコーンの内側がこれまでの道幅だったのだろう。
1.25車線が1.5車線くらいまで拡がるといった感じか。

「橋梁部 大型車連行禁止

この先には橋が架かっているようだが…大型車が2台以上連なって走るのはダメみたい。
耐久性とか、狭いとかそういうものだろうか。

▲中山橋(1963年竣工)

橋は実際に狭く、大型車一台がやっと通れるくらいの道幅だった。

▲石倉橋(1963年竣工)

その後も橋は続く。

こちらも道幅は狭いものの、大鶴湖の様子がよく見える。

・・・が、それと同時に県道から湖面まではかなりの高低差があるという事も知ってしまった。
思わずハンドルを握る手が震えてしまう。

鬱蒼とした森の中、カーブの手前で現れた「権太郎石」という巨石。

天保13(1842)年のこと。
年貢米を舟で下流まで運べるようにするために、川内川の川底を掘り下げる工事が行われた。

これを指揮した石工の“福永権太郎”の名前が表面に彫られていたことから、権太郎石と呼ばれるようになったようだ。
今ではさつま町の指定文化財となっている。

さらに進むと、再び道路改良のための工事区間が出現。

再び片側交互通行の信号待ちをしたのち、防護柵の脇を通り抜ける。

従来の険道っぷりではいろいろ問題があるのだろう。
本当にあちこちで工事が行われているということを感じる。

▲川平橋(1963年竣工)

全部は紹介しきれないが…この路線ではいろんな姿形の橋が架かっているようで、走っていて飽きることがなかった。

橋によって塗装も異なるっぽい。

グリーンな橋を渡って間もなく、トンネルが出現。

こちらは川平(かわひら)隧道。
照明等は無いが…延長は103.9mとそこまで長くなく、出口の明かりがもう見える。

ただ、車1台分の幅しか無いのには変わりない。

トンネルを抜けて約1.6km走ったところで、さつま町を抜けて伊佐市へ突入。

▲鴬越橋(1962年竣工)

どういう訳か、この橋から看板が立つようになった。

ちなみにこの橋の名は“うそごえ”と読むらしい。
割と難読。

▲県道404号における数少ない対向車

伊佐市に入ってからというもの、少しだけ道が快適になった気がする。

あれだけあった工事区間もぱたりと無くなったし、路面や白線の様子はだいぶ綺麗さを増した。
険道としてのピークは越えたのかもしれない。

比較的新しめのヘキサ標識も出てきた。

そして道路は再び片側1車線となり、険道区間は終了!

険道区間、何だかんだで15kmくらいあったな…。

そしてゴールへ

このあとは県道404号で最も巨大な橋「新曽木大橋」を通って川内川を横断する。

平成23(2011)年、老朽化した曽木大橋(のちに解体)に代わって架けられた橋で、その長さは204m・主塔の高さ約70mを誇るのだ!

▲橋のたもとにある展望デッキから見た新曽木大橋

ちなみに70mはどれほどの高さかというと、だいたい24階建てのビルに匹敵する。

さらに有名な建造物で例えるなら、大阪万博を象徴する「太陽の塔」とほぼ同じくらいの高さだという。

終点まではひたすら見通しの良い道が続く。

ついさっきまでとは比べ物にならないくらいの快走路だ…。

最後は丁字路にて国道267号と合流!

この路線、起点と終点どちらも国道267号と接続しているのだ。

走破にかかった時間:1時間04分(16分の休憩時間含む)
全線を通してすれちがった車:3台
(険道区間では2台)

総評

通行自体が困難という訳ではないものの…全体的に道が狭く、特にさつま町側では路盤の凸凹・落ち葉や枝の堆積が顕著で、なかなかに荒れていた印象でした。

対向車と出逢うことはそうそう無いですが、見通しが悪いところも結構あるので注意が必要。

また、この路線では道路工事が行われていることが多く、時期によっては通行止めとなっていることも考えられます。

通行の際は、事前に県の道路通行規制情報を確認しておくことをおススメします。

路線情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年よりお出かけスポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

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