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国道504号線の北薩横断道路が通行止めなので旧道の「堀切峠」を越えてきた

目次

ひとくちスポット紹介

スポット名堀切峠(国道504号旧道)
所在地〒899-0402 鹿児島県出水市高尾野町柴引~
 〒895-1806 鹿児島県薩摩郡さつま町泊野
概要かつて国道504号線に指定されていた峠道。
峠を迂回する北薩横断道路の開通によってその座を降りた。
▲青線部が旧道区間(国土地理院|地理院地図より)

今回走る峠は、鹿児島県の出水市と薩摩郡さつま町の間にある「堀切峠」

北薩地域を結ぶ自動車専用道路「北薩横断道路」が同区間で開通するまでは、この峠を含むぐにゃぐにゃルートが国道504号線に指定されていました。

旧道を走る

2025年6月8日、天気は雨。

ここは、北薩横断道路の暫定的な終端とともに出水市の玄関口のひとつでもある高尾野IC。

本来であればここからさつま町市街地まで短時間で行くことができますが、その途中にある「北薩トンネル」が2024年7月に崩落したため、当面はこの高尾野ICからさつま泊野ICまでが通行止めとなっているようです。

・・・とはいえ道路脇に設置されている看板を見ると、どうもここから1つ先の中屋敷ICから通行止めの対象となっている模様。

確かに北薩トンネルがあるのは中屋敷ICの先だし、そこまではまだ崩落の影響も無いはずなので行けないことも無いんでしょうが…とりあえず今回は堀切峠を走るのが目的なので、通ってもいいのかモヤモヤしますがここはスルー。

高尾野ICを左折した先が堀切峠へ続く旧道。

道の狭さは感じますが、待避所がそれなりに設けてあるのでもし対向車が来ても大丈夫そう。
所々に落ち葉が溜まっているものの、走行に支障をきたすような障害物は無かったです。

中屋敷ICを過ぎてしばらくすると、大型車に対する通行注意の標識が。

途中で見つけた国道標識だったもの。

以前は「↑宮之城」の表示の上に国道標識であるおにぎりが乗っていたようです。

こちらはかなり古めの注意標識。
久七峠で見覚えのあるフォルムです。

配線がむき出しにされた今はともかく、かつては夜になれば点灯していたのでしょう。

町境とその先

町境の標識!
出水市を抜け、ここから先はさつま町となります。

▲ここを左折すると紫尾山の頂上へ行ける

道幅は相変わらず変わらないまま、ここから先はかなり長い下り坂へ。
カーブも依然として多いので要注意。

「死亡事故発生!」の文字がなかなかの説得力です。

鬱蒼とした森の中を抜け、視界が開けてきました。

きららICの入口。

北薩トンネルを出てすぐのところに設けられたICで、出水方面にのみ行ける片面構造。
そして、この辺りから道路は立派な2車線へ。

その5分後、さつま泊野ICへ到着。
ここで現道と合流し、旧道区間は以上となります。

高尾野IC入口からここまでの所要時間は、写真撮影を含めると43分。

また、旧道区間では民家もちらほら見かけましたが、時間帯が悪かったか…後続・対向車との遭遇は0台でした。

おわりに

旧道区間はあまり見晴らしが良くなく、ひたすら山道を走って下るという流れでした。

1.5車線かつカーブが連続するとはいえ道路は全面的に舗装されており、定期的に人の手は入っているようだったので走りづらさはそこまで…という感じ。

この1~2時間前に越えてきた紫尾峠の旧道区間に比べると許容範囲内です。本当に。

▲旧道区間にあった案内標識。おにぎりが未だに記載されている

“不通が続く北薩横断道路の代替”としては道が貧弱すぎるし、どちらかというとその座は国道328号線のほうに奪われているのでわざわざ旧道を通って堀切峠越えをする必要は無いのですが…。

通行が困難という訳ではなく、国道時代の痕跡もそこそこ残っているので峠越えを目的とするには良いかもしれません。

今日のあとがき

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年よりお出かけスポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

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