東洋のナイアガラ「曽木の滝」へ!なぜ日本の滝百選に入ってないの?

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ひとくちスポット紹介

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スポット名曽木の滝
所在地〒895-2526 鹿児島県伊佐市大口宮人628-41
概要滝幅210m、高さ12mを誇る滝。
日本一の滝幅であることから、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれている。
また、すぐ下流には曽木発電所遺構がある。

曽木の滝へ

2022年9月8日、天気は晴れ。

今回紹介するスポットは、鹿児島県伊佐市にある曽木の滝というところ!

こちらは県の北西部を流れる川内川の中流にある滝。
滝周辺は「曽木の滝公園」として整備されていて、展望台もちゃんとあります。

滝までは遊歩道が敷かれていて、そこまで距離も無いので安心。
しばらく歩くと、展望台が見えてきました。

東洋のナイアガラ

さて、曽木の滝の大きな特長はその滝幅の広さにあります。

伊佐市のホームページによると、滝の高さは12mなのですが、滝幅は210mもあるのです。
日本で最も滝幅が広い滝であり、そのことから別名“東洋のナイアガラ”とも呼ばれています。

パノラマモードで撮った写真。
全体的に川の流れに勢いがあるのが分かると思います。

平常時でこんな感じなので、大雨の時には滝がどこにあるか分からないぐらい増水することも…。
川内川ってけっこう暴れ川なんですね。

日本の滝百選に選ばれなかった理由

東洋のナイアガラという異名を持つほどの曽木の滝ですが、実は日本を代表する100の滝「日本の滝百選」には選ばれておりません。

その理由は、こちらの写真に映っています。

国土地理院|空中写真(2006年7月撮影)より切取・引用

日本の滝百選の選定が行われた1990年当時、曽木の滝のすぐ上流には曽木大橋が架かっていました。

これによって景観上の問題が指摘され、百選の候補には上がったものの、あともう少しというところで落選してしまったのだそう…。

▲ 新曽木大橋

とはいえ、2011年には曽木大橋の解体が行われ、滝の下流に新曽木大橋が架け直されています。

いま日本の滝百選を選定し直せば、もしかすると曽木の滝がランクインするかもしれませんね…!

今日のあとがき

スウ

百選には選ばれていませんが、滝の様子は圧巻そのもの!
下流の曽木発電所遺構も訪れる価値ありです。

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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