鹿児島県伊佐市にある曽木の滝は日本一の滝幅を誇る珍しい滝だ。
そんなポテンシャルがあるにも関わらず、曽木の滝は日本を代表する100つの滝“日本の滝百選”の座を勝ち取ることが出来なかった。
今回はその理由について探っていこうと思う。
曽木の滝について
その前に、曽木の滝がどのような滝かを説明しておこう。
滝の高さは12mとさほど高くは無いものの、滝幅は210mもあり「東洋のナイアガラ」と称されることもあるのだそう。
実際のところ、ナイアガラの滝は一番広いところで幅675mもあるので曽木の滝はそれよりやや劣るものの、滝としては十分に広いといえる。
曽木大橋の存在
国土地理院|空中写真(2006年7月撮影)より切取・引用
日本の滝百選の選定が行われた1990年当時、曽木の滝のすぐ上流には曽木大橋が架かっていたのだが、あまりにも滝と近すぎたため景観の問題が指摘されていた。
結局、曽木の滝は最終選考までは残ったものの、あともう少しというところで百選の座から外れてしまったのだ。
こうした事から、当時の大口市より県に対して橋の移設希望が出された。
2011年11月、滝から約300m下流の位置に新曽木大橋が架けられたのを機に、旧橋は解体された。
今日のあとがき
スウ
百選には選ばれませんでしたが、一面の水が豪快に流れ落ちる様は凄かったです…
そして下流にある発電所遺構も見る価値あり!
スポット情報
曽木の滝
所在地:鹿児島県伊佐市大口宮人628-41
駐車場:有り(無料)
営業時間:特になし