霧島神水峡までの道のり

今回紹介するスポットは、鹿児島県霧島市にある「霧島神水峡」。
霧島神宮から徒歩5分のところにある渓谷で、「宮崎にある高千穂峡をそのまま小さくしたような景観」とのこと。

神水峡までは今回のように徒歩で行くこともできますが、車でも可能。
途中にあるこの橋は霧島大橋といって、欄干には天狗の顔を模した装飾が施されています。
これは「九面」というもので、霧島神宮に奉納されている9つの面のことを指しています。
この面に拝むと「工面が良くなる」ということで商工業者からの信仰も篤く、縁起のいいものなのだそう。


橋を渡り切れば、すぐに谷底へ続く脇道が見えてくるのでそこから降りて行きます。
すると駐車場に辿り着くので、車の方はここで駐車するといった感じ。
渓谷に架かる「人道橋」

駐車場からのびる遊歩道は「人道橋」と「柱状節理」の2ルートに分かれています。
なぜかこの看板だけボロボロな状態になっていますが、とりあえず人道橋までは70mとのこと。


森の中を進んでいくと、割とすぐに橋が見えてきました。


橋からは霧島川の水が力強い音を立てて狭い谷を流れていく様子が見られます。

では、ここで高千穂峡の写真をご覧いただきましょう。
青く静かな川面の両脇には数十mはあろう絶壁がそびえていて、付近にはボートでゆったりと漕ぐ観光客の姿が見えます。

そして今度は霧島神水峡。
スケールの違いに目を瞑れば、確かに高千穂峡と似てるような…。
ただ、こっちは流れが速すぎてボートは乗れなさそうです。
火山の噴火で形成された「柱状節理」

人道橋の先はこれといって無さそうだったので一度駐車場まで戻り、柱状節理を目指します。
柱状節理までは250mほど。

2~3分ほど歩いてきました。
だんだん視界が開けてきて展望台が見えてきましたが、そこからの景色は…

THE・圧巻。
写真だとのっぺりしてしまってインパクトが半減されてしまいますが、実際に見たらけっこうな迫力です。

崖に挟まっているあの流木もなかなかの大きさだと思いますが、この崖と比べるとちっぽけに見えてしまう不思議。

柱状節理の正体は、788年に起きた御鉢の噴火で流れ出た溶岩が冷え固まったもの。
ここから御鉢までは約5kmは離れているはず…それなのに溶岩が数十メートルの崖を形成しているってことは、相当激しい噴火だったようです。

今回は時間が無かったために行けませんでしたが、この先には戸崎人工滝や霧島渓谷などがある模様。
和菓子店で休息を

せっかくなので、霧島神宮の参道前にある和菓子店「薩摩蒸気屋」で小腹を満たすことにしました。

薩摩蒸気屋は「かるかん」や「かすたどん」が有名ですが、今日買ったのは「蒸氣屋焼どうなつ」のプレーン。しかも作りたてで、ちょうど残り1個でした。
飾り気は無いですが、飽きの来ない卵の濃厚な味。
しかも油で揚げていないうえに1個76円(税込)なので、胃にも財布にも優しかったです。
今日のあとがき

スウ霧島神宮の一の鳥居のすぐ近くに足湯がありましたが、熱めで気持ちよかったです。
神水峡もだけど、鹿児島って火山と密接な関係にあるんだなぁ…。
スポット情報
| スポット名 | 霧島神水峡 |
| 所在地 | 〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口 |
| 営業時間 | 特に無し |
| 料金 | 特に無し |
| 駐車場 | 有り(無料) |










