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4t車以上は離合困難な「鹿児島県道48号 出水菱刈線」を走る

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県道の概要

今回走る「鹿児島県道48号出水菱刈(いずみひしかり)線」は、鹿児島県出水市から同県の伊佐市へ至る総延長約25.7 kmの県道です。

▲国土地理院|地理院地図より加工・引用

県道の中でも位の高い「主要地方道」に属しており、街と街を繋ぐ幹線道路の役割を持っています。

とはいえ、地図に記されたルートは市境を中心にかなり曲がりくねったものとなっており、一部では鹿児島における“険道”としても知られている模様。

幹線道路としての座も、国道447号によって形骸化しつつあります。

実際に走ってみた

2025年12月6日、天気は晴れ。

▲ここが県道48号の起点

写真に写っているのは国道447号。

原(はる)集落にあるこの交差点を右に曲がれば県道48号ですが…僕以外の右折車は誰もいませんでした。

伊佐方面
4t車以上離合困難

さっそく不安になる看板が出た

中型車でさえもすれ違いに困難を極める道がこの先にあるのです。

長い長い、落石避けの壁。

さらにその先には、比較的新しめなデジタル式の道路情報装置もありました。

ちなみに、このとき表示されていたのは「すべりやすい」の標識とスリップ・路面凍結への注意喚起。

意外にも「幅員減少」などの険道を彷彿とさせる類の表示は無かったです。

その後もしばらくの間は“普通の道”が続いていましたが、ついにそれも終わる時がやって来ました。

険道区間へ

序盤で見かけた「4t車以上離合困難」のほか、「トレーラー通行止」と書かれた看板も。

目の前の道は流れるように狭まっていて、ここからが険道区間であることは明白。

どうか対向車が来ませんように…。

数分前までは普通に走れていた道が、あっという間にこんな姿になってしまうとは…。

とはいえ轍があるので、少なからずここを通る車はいるのでしょう。

ボロボロになった落石防止ネットとでけぇ落石。

なお、道路は一時的に広くなるところもありますが…路肩には石や枝が溜まっていて、とても快適に走れるものではありませんでした。

車の通った跡が道のど真ん中にできているのが、それを物語っています。

▲写真左に廃屋がある

ここは宇津良(うづら)集落。

集落とはいっても、Googleマップのストリートビューによれば2013年の時点で廃村状態でした

かつての痕跡はブロック塀と倒壊した木造家屋のみです。

集落跡を抜け、ヘアピンカーブを描きながらどんどん上っていきます。

ふと見上げてみると、木々の隙間からガードレールが見えました。

かなり高いところまで上ってきました。

険道にしては眺めも悪くなく、さっき上ってきた道路が見渡せるところも。

ところで、この路線には一つのトンネルが存在します。

出水市と伊佐市のちょうど境目にあるもので、位置的にはもう少しで見えるはず。

名は「宇津良隧道」。

立地と無機質なコンクリートの坑門のせいか、ジトッとした雰囲気が漂います。

人気のない山中のトンネル内は実に不気味なもの。

ただ、堆積物や段差がほとんど無いので走りづらさが軽減されるのは幸いでした。

宇津良(うづら)隧道

竣工年:昭和41(1966)年
延長:215.0m

照明の無いトンネルを抜け、ここから先は下り坂。

相変わらず廃れ気味の道ですが、カーブの際に波線やポールが設けられているあたり、少なくともこの部分は元々ちゃんと造られた道だったんだなぁ…と。

▲落石防止のための工事が行われていた

途中でまた狭くはなりますが、出水市側と比べるとまだマシかも。

さらに下っていくと、かなり明瞭なセンターラインが出てきました!

ここで険道区間は終わり。
肩の力が自然と抜けていくのを感じます。

ゴールは近い

この先は文字通りの快走路!

急カーブは無くなり、綺麗な道路がずっと続いています。

森を抜けた先では国道267号と交差。

ここを境に交通量も増えてきました。

田園地帯を駆け抜けます。

▲びっしり書かれた青看板

間もなく県道48号も終わり。

ここら辺は、2008年まで存在していた旧・菱刈町の中心部にあたる場所。

建物の数もかなり増えたように感じます。

青看板を通り過ぎるとすぐに交差点が現れるので、県道48号はここを左折。

この先の道が1.5車線分の幅しか無いためか、大型車は左折不可となっていました。

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年よりお出かけスポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

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