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絶景が見られる険道「鹿児島県道72号 垂水大崎線」を走ってみた

目次

県道の概要

今回走る険道は、「鹿児島県道72号垂水大崎(たるみずおおさき)線」

鹿児島県垂水市から鹿屋(かのや)市を経由し、大崎町へ至る総延長約32.5kmの主要地方道です。

▲国土地理院|地理院地図より加工・引用

起点を発ってからすぐに高隈山地へぶつかるため、牛根峠のあたりを中心にウネウネと曲がりくねった道が続きます。

この路線もまた険道の類ですが、なんとここは絶景が見られるらしいのです!

実際に走ってみた

2025年12月29日、天気は晴れ。

▲この交差点が県道72号の終点となる

絶景を紹介するため、今回はあえて終点から起点を目指す。

国道269号から右へ逸れ、市成(いちなり)方面へ。

序盤は片側1車線の道。
見通しは良いし、路面状態も申し分ないぞ!

今回の路線は、総延長30km以上と比較的長め。

快走路である今のうちに距離を稼いでおきたいところだが…

2kmで終わった

短かった…。

第一の難関【水之谷集落~輝北ダム】

ここからは紛れもない険道区間。
ところどころ道が拡がってはいるが…それも一時的なもので、数百mで終わってしまう。

さらにこの辺りには水之谷という集落もあるためか、対向車と遭遇することがちらほら。

早く抜け出したい…。

路面はそこまで荒れていないものの、路肩が崩落した痕をちらほら見かける。

開けた場所に出てきた。

大崎町を抜け、ここから先は鹿屋市となる。

ちゃんと県道を示すヘキサ標識もあった!

でも物凄いボロボロ…いつ設置されたんだこれ。

杉並木の中を通り抜けていく。

路肩にひっそりと立つ青看板には、集落までの距離が載っていた。

青空の下に出ると、吊り下げ式の青看板とともに丁字路が現れる。

県道72号はここを左折して百引(もびき)方面に進んでいく。

何事も無かったかのように道が快適になった。

▲駐車場出入口。鳥インフルエンザ予防のため石灰が撒かれていた
▲輝北ダム

しばらく進むと、右手側に輝北(きほく)ダムの駐車場が見えてくる。

自由に出入りできるようだったので、少し休憩…。

周りには店も何も無いけど、静かで落ち着く場所だった。

第二の難関【輝北ダム~旧輝北町中心部】

輝北ダムを過ぎると再び道は狭まり、交差点が現れる。

案内板が一切無かったが、県道72号はどの道だ?

正解はこの道。

どうもここは五差路らしく、矢印のほうに下っていけばちゃんと道が続いていた。

一応これが正規のルートなのだが…農道みたいな雰囲気。

道を間違えないよう、カーナビとにらめっこしながら狭い道をひたすら走り続ける。

ときたま現れるヘキサ標識を見ると、どこかホッとした。

道が急激に拡がり始めた。

しかもここからは50km/h制限!

その先は…いまは鹿屋市の一部だが、かつて存在していた輝北町の中心部へとつながっていた。

そしてこの「輝北町百引」交差点を右折して、国道504号といったん合流する。

年末だからか、国道の方はすっごい交通量だった。

そこから200m足らずで、県道72号は再び分岐していく。

・・・何か看板が立ってる?

絶景付きの険道【旧輝北町中心部~二川集落】

▲液晶型の道路情報板も設置されていた

この先大型車
通行不可

ここにきて、ついに険道らしく大型車に対する通行規制の看板が出た。

しかも“離合困難”とかじゃなく、そもそも通行すらできないようだ…。

国道504号を離れてからも、けっこう長い間片側1車線の道が続く。

そして交通量が地味に多い。

大型車に対する宣告を目にしてからおよそ5km走ったところで、ついに幅員減少の標識が出てきた。

牛根峠へ向けて、いよいよ本性を表すといったところか…。

道は狭まったが、車同士がすれちがえるくらいの幅はなんとか保っている。

路面状態も普通に良好だ。

ここで牛根峠を越えるとともに、鹿屋市から垂水市へ入る。

さて、ここから先は高隈山地をひたすら下っていくのだ!

ちょうど木々の隙間からは錦江湾が見える。絶景はすぐそこに!!

展望所は無いが、険道で絶景が見られるのはなんとも気分が良い!

少し隠れてはいるけど…ちゃんと桜島が見えるし、対岸の薩摩半島ものぞむことができた。

牛根峠を越え垂水市に入ってからというもの、道幅が広くなり、それでいて開放感あふれる景色にもなった。

・・・実はそこまで険しくない?

そんなことはなかった

ちゃんと険しくなったし、ついでに後続車が遠くから走って来るのが見えた。

こ、このタイミングで…。

待避所が無いまま、崖っぷちの狭い道を進んでいく。

「落ちたら真っ逆さま」というのが分かる視界良好っぷりだが、それにしてもガードレールだけがいやに新しい。

まさかとは思うけど…一度崩れた?

後続車を見送り、再びひとり山道を下っていく。

ついさっきまで眺めの良い道を走っていただけに、ひとたび木々に包まれると圧迫されているような感じがする。

険道ではよく見る光景だというのに…。

どれほどのクネクネを過ぎただろうか、ついに明瞭なセンターラインとともに道が拡がった!

遠くには、県道72号の起点がある二川(ふたがわ)集落が見えた。
長かった険道もあと少しで終わるんだ…。

ゴールは近い!

ゴールまで残り500mを切り、目に見えて建物の数が増えた。

そして、「牛根」交差点にて国道220号と合流。ここが県道72号の起点なのだ!

・・・やっと終わった。

全線走破にかかった時間:1時間10分(途中休憩含む)
険道区間で遭遇した車:対向車4台・後続車3台

総評

▲あくまで僕の感想ですからね

道の狭いところは多々ありましたが、意外にも路面にそこまで荒れているような感じは無かったです。

特に牛根峠周辺は交通量も割と多かったので、ちょっとした抜け道としても使われているのでしょう。

県道72号のような“眺めの良い険道”は、少なくとも鹿児島県内においては割と希少と思われます。

険しさは物足りない…かもしれませんが、景色を楽しめるという点では素晴らしい路線でした。

路線情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年よりお出かけスポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

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