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【鹿児島】とある姫の悲しい伝説が残る「安良神社」を訪ねました

▲青色が大隅国の領域

かつて存在した大隅国(現在の鹿児島県東部)を代表する5ヶ所の神社のことを、大隅五社と呼ぶのだそう。

安良神社・鹿児島神宮・霧島神宮・宮浦宮・加治木春日神社がそれにあたります。

けものたびでも、以前その一つである加治木春日神社に参拝しましたが…今回訪れるのは、霧島市にある「安良(やすら)神社」

安良神社が創建されたのは飛鳥時代末期。

今から1300年前にはすでに神社が存在していたようです。古い…。

実際に行ってみた

2026年1月17日、天気は晴れ。

さっそく現地へやって来た。

目の前には広大な駐車場が整備されていたが、見たところ神社にいるのは僕だけっぽい…?

たまに祭事が催されるとの事なので、そのときは賑わうのかも。

道路を渡り、一の鳥居へ。

鳥居をくぐった途端、どこか空気が変わったように感じた。

参拝客がいないのもあってか、それまでは無かったピシャリと引き締まるような雰囲気がダイレクトに伝わってくる。

手水舎を過ぎると、現れたのは淡い朱色の拝殿。

杉林の中にあるので春先は花粉が凄まじいだろうが、少なくともこの時期は空気が澄んでいて気持ちいい空間だった。

さて、「神社に来たからには!」ということで参拝を済ませはしたが、途中で近くにいた鳥が飛び立った音にびっくりしてしまい、後半はもう何を言ったか覚えていない。

というか文章として成り立っていたのかどうかも怪しい。

間もなく別の参拝客がやって来たので、混乱真っ只中の僕は考える間もなく神社を後にするのだった。

長く居たつもりだったが、滞在時間は10分にも満たなかった…。

安良神社が建立された理由

最後に、安良神社が建立された背景について解説してこの記事を締めたいと思う。

その昔、京の都に安良姫という官女が仕えていた。

▲当時の直垂はこんな感じらしい…?

ある日、安良姫が川辺で直垂(ひたたれ)を洗っていると、シラサギの群れが飛来してきた。

その姿につい見とれていると、直垂の片袖が川に流されてしまったのだ。

大事な衣を失くした罪は重く、火あぶりの刑に処されることとなった姫。

そのとき、日ごろ信仰していた観音様が現れ身代わりに立たれたことで、姫は命からがらこの地へ落ち延びることとなった。

しかし…犯した罪、都や母君のことを想った姫は、のちに安良神社から数km離れた山の頂上で自害してしまったという・・・。

村人は姫の霊を慰めるため、和銅元(708)年に安良神社を建立した。

安良神社には、安良姫が生前信仰していた十一面観世音菩薩や、安良姫の母君であった腰越宮も祀られている。

スウ

現代とは倫理観がまるで違うとはいえ、宮仕えって過酷なんですねぇ…。
しかも最期は“自害”…かなり重い内容の伝説でした。

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年よりお出かけスポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。