夕日に照らされる鳥居が美しい!サンセットスポット「牛之浜」へ行って来た

目次

ひとくちスポット紹介

スポット名牛之浜
所在地〒899-1741 鹿児島県阿久根市大川
概要東シナ海に面した、巨石や奇岩が連なる光景が特徴的な海岸。
沖合にある岩の上には鳥居が建てられており、夕日とのコラボレーションは見もの。

東シナ海を望む夕日スポット

2024年3月2日、天気は晴れ。

今回紹介するスポットは、鹿児島県阿久根市にある「牛之浜」です!

ここには東シナ海の波によって形成された奇岩や岩場があるのですが、最大の特徴は夕日が海に沈む瞬間を見られるサンセットスポットでもあること!

知名度はちょっと低めですが…「牛之浜景勝地」とも呼ばれているように、眺めは決して悪くないものと思われます。
ちょうど日の入りも近いので、実際に見に行くことに。

実際に訪ねてみた

▲牛之浜漁港
▲堤防脇の階段を上っていく

牛之浜周辺に駐車場は無いので、今回は牛之浜漁港にお邪魔させていただきました。
港には誰もいませんでしたが、念のため端っこの空きスペースに車を停め、堤防を挟んだ先にある浜辺を目指します。

階段を上り、堤防の反対側まで降りてきたところ。
ちょうど干潮の時間と重なっていて、かなり遠くまで水が引いていました!

▲鹿児島弁で「すみっ瀬」とも呼ばれる

岩場の先には「スズメ瀬」と呼ばれるひと際大きな岩が鎮座していました。
その頂上には鳥居もありますが、こちらは昭和39(1964)年に地元有志の方々によって建てられたのだそう!

牛之浜地区 観光開発に着手

 このほど、国鉄牛之浜駅前の海中五百メートル沖合の雀瀬に、鳥居としめ縄ができあがりました。

(中略)

 これよりさき、牛之浜地区は、海に面し、国鉄鹿児島本線と国道三号線が縦貫して、交通の便がいいので牛之浜海岸を観光的に大いに売り出そうと、観光開発期成同志会を結成していました。

今年はまず第一歩として、雀瀬に鳥居をたてようということになったのです。同時に、海の神恵比須様もこの雀瀬に移して、お祭りしました。

市報あくね(昭和39年8月号)より一部引用

実は上の情報に辿り着くまで、あそこでは何の神様を祀っているのか全然突き止めることができなかったので、恵比須様を祀っていると知ってすっきりしました…!

ちなみに、鳥居のすぐ横には旗の掲揚に用いられるポールも建てられているのですが…時期によってはこいのぼりや国旗がはためくこともあるようです。

間もなく夕日が沈む

来たときはまだ高い位置にいた太陽も、気づけばもう海に沈む寸前。
思わず鳥居と夕日をセットで撮影しました。

本当は鳥居の後ろに夕日が控えているような構図にしたかったのですが、季節が悪いせいか夕日の位置がどうしてもズレてしまいますね…。
でも、生で見るとすっごく綺麗でした。

日の入り時刻を迎えると、オレンジ色だった空は徐々に青く染まっていき、夕日に照らされていたスズメ瀬も色を失ってまた違った雰囲気に。

サンセットスポットに訪れたのは牛之浜が初めてでしたが…夕日が綺麗なのはもちろん、日が沈んだ後の余韻にも浸れて特別な気分になれました。

鹿児島にはサンセットスポットがまだまだ有るらしいので、いつか紹介出来たらなと思います!

牛之浜を望む道の駅ができるらしい?

最後に、牛之浜に関するニュースを紹介してこの記事を締めたいと思います。

2024年現在、熊本県八代市から鹿児島県鹿児島市へ繋がる「南九州西回り自動車道」の整備が進められています。
牛之浜の辺りには大川IC(仮称)が造られる見込みとなっているのですが、そのすぐ近くに道の駅を整備する計画が立っているそうなのです!

…とはいえ、牛之浜周辺における南九州道の整備状況はほとんど手付かずといったところ。
道の駅ができるにはかなり時間がかかりそうですが…気長に待とうと思います。

今日のあとがき

スウ

牛之浜の近くでは肥薩おれんじ鉄道が通っていて、ちょうど電車が走っていくところが見られました!
電車の中から見る夕日と海もきっと綺麗なのでしょうね…。いつかその景色を見てみたいです。

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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