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【宮崎】岬の片隅でひっそりと眠る廃ホテル「入島荘跡」「都井岬荘跡」

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岬のはずれにある廃墟群

2025年7月11日、天気は曇り時々雨。

▲国土地理院|地理院地図より編集・引用(1975年1月撮影)

前回都井岬を訪れたときには灯台へ続く道路沿いの廃墟群を中心に紹介しましたが、岬周辺にはまだまだ廃墟が眠っています。

今回訪れるのは、メインストリートから少し離れたところに在る「入島荘」跡「都井岬荘」跡

どちらもかつて宿泊施設として利用された場所。
開店時期は1970年代前半とみられます。

入島荘

まず最初は「入島荘」。
2階建てで、雰囲気的には民宿のような感じ。

建物自体はしっかりしているのでしょうが…長年海風に曝されているためか、ところどころ外壁が剥がれ落ちて骨組みが露出しています。

おそらく閉業したときには、ちゃんと窓は雨戸かベニヤ板で塞いでいたのかも…。

ただ今となってはそれも風化して無くなりかけていて、内部の様子がほとんど丸見えです。

内部にズームアップ。

家具類は残されたままで、テーブルの上には食器が並べられているのも見えます。

「御用の方は押して下さい」

昔の航空写真ではこの奥にも5~6軒ほど建物があるようでしたが、自然に呑み込まれつつある今では2軒がちらっと見えるのみ。

一体何の建物だったんだろう…従業員寮か、もしくは管理人の住居かな…。

都井岬荘

そのすぐ隣に建っているのは「都井岬荘」。

入島荘と同様、2階建て。

植物が建物を覆うように繁茂していることから、放置されてかなりの年数が経っていることを窺わせます。
それにしてもツタの量がなかなか多い。

道路を挟んだ向かい側には、木々に隠れるようにパンダの像が置かれていました。

かなり苔むしてます。

最後に、廃墟の周辺から見える景色を。

宮崎(の太平洋側)の廃墟はヤシ科の樹や普段見ないような植物に覆われていて、まさしく南国の廃墟だなという感じ。

普通のものとはまた一味違った雰囲気を醸し出していました。

今日のあとがき

スウ

パンダ像をよく見ると、結構つぶらな瞳をしていました。
こういう系の場所での可愛げな像を見ると、胸が締め付けられます…。

スポット情報

スポット名・入島荘(廃)
・都井岬荘
(廃)
所在地〒888-0221 宮崎県串間市大納
現状どちらも放置されてかなりの年月が経っており、建物は朽ちている。
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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年よりお出かけスポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

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