【鹿児島】200円で入浴可!無人の貸切温泉「滝の湯」に行ってみた

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ひとくちスポット紹介

スポット名滝の湯
所在地〒899-5305 鹿児島県姶良市蒲生町白男1477
概要川沿いに佇む貸し切り温泉。
無人だが、入浴料を払えば誰でも入浴することができる。
かなりぬるい温泉なので、寒い時期の入浴はお勧めできない。

以前、当ブログでは鹿児島県姶良市にある左箙の滝について取り上げましたが、そのすぐ近くに「滝の湯」という貸し切りの温泉があるのを見つけまして。

その時から一度行ってみたいなと思っていましたが、先日ついに訪問することができたので、今回はここについて取り上げていきたいと思います。

滝の湯へ

2024年7月3日、天気は晴れ時々雨。

▲脱衣所は白い建物のほう

滝の流れ落ちる音だけが響く夜更け前、滝の湯がある場所までやって来ました!

辺りは街灯も無い山の中で、スマホの電波もほとんど届かない場所。
なんだか心細い感じです。

とはいえ、温泉の入口手前には感応式のライトが取り付けられているのでちょっと安心。
※脱衣所のドア付近まで離れるとライトが消えて一気に真っ暗闇になるのでお気を付けて

脱衣所へ入る前に、看板の右下にある容器の中に入浴料を入れておきます。
お代は200円(小学生以下は無料)ですが、万が一料金を払わずに入浴していることが発覚したら1,000円を徴収されるようですので注意しましょう。

▲壁には温泉成分表が貼られている

脱衣所はこんな感じ。
以前は脱衣所が無く浴室しか無かったそうですが、最近になって増設されたとのこと。

出入口のドアはちゃんと鍵付き。

そして隣接する浴室には立派な岩風呂が!

元々こちらはとある宿泊施設の家族湯として造られたのですが、そこが廃業してしまったことで、今ではこの岩風呂だけが残っているのだとか。

少量ですが、湯船にはパイプ管を通って温泉が絶え間なく注がれている様子。
おまけに腐卵臭がほのかに漂っていて、ここが紛れもない温泉なのだと感じさせます。

これはなかなか期待できそう!

滝の湯は一般的な温泉よりも湯温が低いのが特徴で、源泉の温度は38.4℃とされています。
試しに湯船のほうを計ってみたら34.6℃でした。

これぐらいの湯温ですと、比較的体温に近いので長湯しても身体に負担が少ない…のが利点ですが、これは冬場の入浴は厳しそうですよね…。

浴室には洗い場も設けてありました!

惜しむらくは、このときシャワーからお湯が一切出なかったこと…。
とりあえず、水は普通に出たのでそれで身体を洗いました。

実際に浸かってみよう

▲湯船は浅い

いざ浸かってみると、やっぱりぬるい!…のですが、そこは温泉らしくあったまるような感じも有りまして。

写真には収めませんでしたが、黒やオレンジ色をした湯の花も漂っていました。

滝の湯の泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」。
鉄分も若干含まれているようで、かすかに鉄臭い感じもしますね。

成分表によれば、切り傷や末しょう循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症に効果があると。

このときは夜なので何も見えませんでしたが、日中はすぐそばを流れる川を眺めながら入浴できるのだそう!

かなり窓も大きいので、ロケーション的には最高だと思います。

▲退出する際は湯船の栓を抜く必要はない

30分浸かったところで良い感じにポカポカしたので、この辺で。
もともと家族湯だったこともあり湯船は小さめですが、とても雰囲気ある岩風呂で、なんだか秘密の場所を見つけたみたいで特別な気分に浸れる温泉でした。

これで源泉の温度が40~50℃ぐらいあれば良いんでしょうけど、そういう訳にもいかないので7月~9月あたりに行くのがベストなのかも…。

何にせよ、誰もいない場所で浸かれる温泉は極上の気持ちよさです!

今日のあとがき

▲2024年6月訪問時
スウ

「滝の湯」は川や崖のすぐそばに在るためか、天候によって閉鎖されていることがたまに有ります。
写真はそのときのもの。この日の入浴は断念せざるを得ませんでした…。

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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