桜島のふもとにある巨大廃墟「ふるさと観光ホテル跡」

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ひとくちスポット紹介

スポット名ふるさと観光ホテル(閉業)
所在地〒891-1592 鹿児島県鹿児島市古里町
ウェブサイト鹿児島の離れ座敷 ふるさと観光ホテル(魚拓)
概要古里観光株式会社が経営していたホテル。
海を見渡せる「海辺の龍神露天風呂」が売りだったが、業績悪化により2012年に閉業。
内装はほぼ解体済みだが、建物は閉業から10年以上経った今でも現存している。

今回紹介するスポットは、鹿児島県鹿児島市、桜島にある「ふるさと観光ホテル」
ただしこちらは既に閉業し、現在は廃墟化しています。

ふるさと観光ホテルとは?

このホテルは、かつて古里観光株式会社(以下:古里観光)が経営していた宿泊施設でした。

同施設は鹿児島湾(錦江湾)に面しており、その立地から海を見渡せる混浴風呂「海辺の龍神露天風呂」が特に人気を博していたといいます。

しかし、景気の低迷による旅行需要の落ち込み、そして桜島の噴火に伴う降灰の影響を受け業績が悪化。
2012年10月に古里観光は破産手続開始決定を受け倒産しました(負債総額:約7億6000万円)。

ホテルも閉業する形となり、その後解体作業が始まったようですが…2024年末現在でも建物自体はほぼそのままの状態で残されています。

外装はほとんど当時のまま

2024年12月30日、天気は晴れ。

▲本館か別館かは不明

実際にやって来ました。

屋号や看板が未だ取り外されず残る建物。
しかし、植物にじわりじわりと浸食されている様子。

出入口にあった石灯籠も吞み込まれつつあります。

エントランスの辺り。
内部の設備なんかは撤去されていて、骨組みだけが残っている様子。

まだ建物は続きます。
あっちは宿泊棟っぽい雰囲気。

「海辺の龍神露天風呂」とあったはずの看板は、風雨に曝されて色々と欠落しています。

しかしこの露天風呂…すぐ近くには活火山の桜島がそびえているので、いざ噴火した際は降ってきた火山灰の清掃のため入浴が制限される事もあったそうです。
特に閉業間際の桜島は火山活動が活発だったので、日によってはずっと入浴禁止なんて事も有ったんじゃないかなと。

窓から見える内部はなかなか殺風景。

色褪せてズタボロになったホテルの広告。
露天風呂やエステなんかの宣伝がされています。

最後に、ホテルの端っこから撮影したところを。
こうして見るとかなり横に大きい建物です。

今日のあとがき

スウ

露天風呂の様子を窺うことは出来ませんでしたが、そこには樹齢200年にも及ぶアコウの巨木や鳥居があったとか…。

公式サイトの魚拓を下のスポット情報欄に載せておきますので、そのユニークかつ幻想的な露天風呂をぜひご覧ください!
(画像が表示されない場合は再読み込み等を行ってください)

スポット情報【2024年12月時点】

スポット名ふるさと観光ホテル(閉業)
所在地〒891-1592 鹿児島県鹿児島市古里町
ウェブサイト鹿児島の離れ座敷 ふるさと観光ホテル(魚拓)
現状内装はほぼ撤去されたが、建物自体は現存している。
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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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