ひとくちスポット紹介
スポット名 | 人形岩 |
所在地 | 〒899-1801 鹿児島県薩摩川内市西方町 |
概要 | 西方海水浴場のそばにある奇岩。 母親が子供を抱きかかえているように見えることから「人形岩」の名がついたといわれている。 |
今回紹介するスポットは、鹿児島県薩摩川内市にある「人形岩」。
ここは東シナ海に面した西方海水浴場にある奇岩で、不思議なことに母親が子供を抱きかかえているように見えるのだそうです。
実際に行ってみた
2024年3月2日、天気は晴れ。
海水浴場の駐車場に車を停め、ここから先は徒歩で目的地へ向かいます。
辺りには誰もいません。
人形岩が最も映える時間帯は、ちょうど夕日が沈むあたりとのこと。
この日すでに夕日は沈んでしまいましたが、まだ空はギリギリ明るいので急ぎます。
浜辺の道をしばらく進んでいくと…見えてきました!
真正面に見えるのが人形岩です!
確かに、母親が子供を抱いているように見えますね…。
人形岩物語
さて、この人形岩にはとある言い伝えがあります。
はるか昔の話、サンパチと呼ばれている島の洞穴の中に、若い夫婦とその子供の3人家族が暮らしていました。
ある日、夫はいつものように漁へ出かけていきましたが、途中で乗っていた小舟が突風にあおられ転覆してしまい、そのまま海の底へ沈んでいってしまいました。
残された妻と子供は夫の帰りを待ち続けましたが、そのまま息絶えてしまいます。
これを不憫に思った海底の守り神は、妻と子供を“赤ちゃんを抱く母親の姿”のような形の岩に、夫も小舟と共に岩の塊に変えました。
やがて洞穴の周りが浸食によって崩れ、赤ちゃんを抱く母親の形をした岩が現れると、いつの間にかその岩は「人形岩」と呼ばれるようになった…といわれています。
訪れたときは「子供を寝かしつけているみたいだな~」としか思いませんでしたが、言い伝えを知ると人形岩に対する印象がガラッと変わりますね…。
余談ですが
天気によりますが、浜辺からは約30km離れた甑(こしき)島列島が見えることも!
この日はうっすらと島影が見えました!
スポット情報
スポット名 | 人形岩 |
所在地 | 〒899-1801 鹿児島県薩摩川内市西方町 |
営業時間 | 特に無し |
料金 | 特に無し |
駐車場 | 無し(西方海水浴場に有り) |
トイレ | 無し(西方海水浴場に有り) |