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【鹿児島】「黒之瀬戸」の渦潮を見るのはなかなか難しいという話

目次

黒之瀬戸とは?

「黒之瀬戸」とは、鹿児島県の出水郡長島町と阿久根市を隔てる海峡のこと。
海峡幅が約500mしか無いために潮の流れが非常に速く、日によって大小様々な渦潮が見られる場所です。

▲国土地理院・空中写真(1965年11月撮影)より切取・引用

現在では海峡を横断する「黒之瀬戸大橋」が架けられていますが、それ以前は長島へ行くにはカーフェリーに乗るしかありませんでした。
そこからさらに昔ともなると、木船で荒波の中を突き進んでいたそうなんです。

そんな黒之瀬戸は比較的有名な渦潮スポットらしく、鳴門海峡・関門海峡とならんで日本三大急潮のひとつとして数えられている模様(諸説あり)。
今回はその渦潮を実際に見に行こうと思います!

・・・が、いつでも渦潮が見られるという訳ではないっぽいので、阿久根市観光サイトが公開している渦潮情報をもとに現地へ向かうことに。

実際に行ってみた

2024年4月7日、天気は曇り。

黒之瀬戸大橋を通って長島へやってきたここは、道の駅「黒之瀬戸だんだん市場」!

天気はすぐれないですが、それなりの盛況っぷりでした。
賑わう道の駅の正面を撮れず全然違う方角を撮っているのがそれを物語っています。

▲道幅は狭いが車でも通行可

この日の渦潮が見られる時間帯は、朝8:30頃から11:30頃
潮汐も中潮で、大潮とまではいきませんが比較的渦潮の現れやすい環境です。

道の駅のすぐ近くには「うずしおパーク」とよばれる展望所が設けてあるので、まずは渦潮がどこに現れるのかを見に行くことに。

しばらく歩いたところで、海と黒之瀬戸大橋を見渡せる場所に到達。
さっそく海の様子を見てみましょう。

・・・渦潮どこ?

時間帯的にはあと1時間は猶予があるらしいですが、それらしきものが見当たりません。
もしかしてもう消えてしまったのかな…。

いや、よく見ると対岸が何やら怪しげな感じ。
それに道路や車を停めるスペースも設けてあるようなので、行ってみることに。

間近に渦潮が見られる場所

対岸の阿久根市側へ。
この辺りは「うずしお展望所」として整備されているようです。いかにも見られそうな名前。

それでは、先ほどの怪しかった地点をのぞいてみましょう。

うー〜〜ん…??

渦巻いているといえばそうかも。けど微妙…。
あと少しで渦潮は消えちゃうらしいし、ラスト1時間前で見るのだと迫力に欠けるのかもしれない…。

渦潮が見られる環境

▲案内板。運が良ければこんな風に見えるらしい

これでは消化不良気味なので、最後に黒之瀬戸の渦潮が見られるベストな環境を記しておこうと思います。

それは、満潮から干潮に変わる時間帯かつ大潮の日
中潮でも悪くは無いですが、迫力ある大渦を見るなら大潮を狙うのが良いかもしれません。

自然現象ゆえいつでも見られるわけではありませんが、ぜひ鹿児島の渦潮を見に行かれてはいかがでしょう!
せっかくなので、冒頭で紹介した阿久根市観光サイトの渦潮情報も含め潮見表を下に貼っておきます。

今日のあとがき

▲長島の家々
スウ

写真では伝わりにくいですが、潮の流れが川のように速かったです。
この中を舟で行き来していたって本当…?

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇
2024年:日本最南端の電停「谷山電停」到達

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