【鹿児島】なぜ神社に仁王像が?大隅五社のひとつ「加治木春日神社」

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ひとくちスポット紹介

スポット名加治木春日神社
所在地〒899-5241 鹿児島県姶良市加治木町木田 4675・4676
御祭神●主祭神
・武甕槌命(タケミカズチノミコト)
・天児屋根命(アメノコヤネノミコト)

●相殿神
・経津主命(フツヌシノミコト)
・比売神(ヒメガミ)
ウェブサイト春日神社|鹿児島神社庁
概要平安時代に建立された神社。
旧大隅国を代表する5つの神社「大隅五社」のひとつに数えられている。
また、鳥居のすぐ横には一体の仁王像が鎮座している。

2024年6月9日、天気は雨ときどき曇り。

今回参拝する神社は、鹿児島県姶良市にある「加治木春日神社」です!
※正式名称は春日神社ですが、同名の神社が全国各地にあるためここでは「加治木春日神社」と呼びます。

こちらは静かな住宅街のど真ん中にある神社。

安良やすら神社・鹿児島神宮・霧島神宮・福山宮浦宮と並んで旧大隅国(いまの鹿児島県東部にあたる)を代表する5つの神社「大隅五社」の一つに数えられています。

あいにくこの日の天気は悪く、道中では雨にも降られましたが…せっかくなので参拝させて頂きます。

▲どことなくウルトラマンにも見える

ところで、鳥居の前には仁王像が設置されていますが…実は鹿児島でこういった仏教由来の石像が見られるのって、けっこう珍しいことなのです。

というのも、明治初期にそれまでの仏教文化を破壊する「廃仏毀釈」が日本各地で行われたのですが、ここ鹿児島は特にその運動が激しかった地でした。

お寺にあった書物や仏像はことごとく破壊され、お寺そのものも徹底的に消滅させられることに。
鹿児島には多くのお寺がありましたが、これのせいで大抵は更地になっているか、もしくは首が無い石像や墓地しか残されていないのです。

この仁王像も同じように廃仏毀釈の影響を受け、おそらく破壊もされたのでしょう…発見当時は上半身と下半身がバラバラになった状態でしたが、昭和59(1984)年に地元の団体によって復元・寄贈されたようです。

それでは階段を上り、白い鳥居を抜けていよいよ境内へお邪魔します。

さっそく参拝を…と思って手水舎に向かうと、水が有りませんでした…。

神社が管理されていないという訳では無いようですが、やっぱり費用とかの事情があるのでしょうかね…。

仕方ないので、このまま参拝させて頂きます。

拝殿の脇には開運おみくじがありました。

結果は小吉でしたが…書かれている内容はけっこう良いことだったので満足です。

毎年太鼓踊りが催されている

この日はとても静かでしたが、毎年8月16日には太鼓や鐘を打ち鳴らして踊る伝統舞「太鼓踊り」がここで行われるとのこと。

主に疫病や災厄を送り出すことを目的とした踊りなのですが、そのときはかなり賑やかなものになるそうなので、機会があれば立ち寄るのも良いかもしれませんね。

今日のあとがき

スウ

この日はぐずついた天気でしたが、参拝を終えてふと空を見上げたらさっきまで有った厚い雲がいつの間にか無くなり、こんなに晴れました!
とっても気持ちの良い参拝でしたよ!

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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