2024年現在、平落温泉に至る経路は封鎖されています。
ひとくちスポット紹介
スポット名 | 平落温泉 |
所在地 | 〒899-6507 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田 |
概要 | 国道223号線沿いに在る天然の温泉。 現在は立入りできないが、「見る温泉」として対岸から眺めることができる。 |
景色に溶け込む野湯
2024年12月8日、天気は晴れ。
今回紹介するスポットは、鹿児島県霧島市の新川渓谷温泉郷にある「平落温泉」。
ここは国道223号線とその近くを流れる天降(あもり)川に挟まれたところにある野湯で、近くの温泉カフェ「やまのゆ」の辺りから見られるとのこと!
実際に見てみると
やまのゆの駐車場に車を停め、川辺を見回してみると…ありました!
これが平落温泉です!
コンクリート造りの湯船は灰青色の温泉で満たされ、そこからはわずかに湯気も出ていました。
水量はチョロチョロとですが、温泉が今なお注がれているのが確認できます。
そのすぐ上、国道下の窪みにもまたコンクリート製の浴槽があるようですが、そちらには湯は張られていない様子。
平落温泉は今なお湧き続けてはいるものの…国道からはちょうど死角になるため、ここの存在に気づく方はそう多くないと思われます。
あそこへ通じるような道は見当たらないうえに案内板なんかも無いので、まさに知る人ぞ知る温泉といったところ。
きっとこの先も、ひっそりと湧き続けるのでしょう。
温泉カフェ「やまのゆ」
最後に、こちらの温泉を軽くご紹介。
記事の冒頭で少しだけ記しましたが、平落温泉のすぐ近くには「やまのゆ」という温泉カフェがあります!
黒い建物に赤く煌めく提灯が特徴。
写真では玄関のみ映っていますが、建物はかな~り大きいです。
かつてここには、保養所を改装してできた「山の湯温泉 山の湯」という温泉宿があったのですが…2000年代に閉業してからは誰も買い手がつかないまま廃墟化した建物だけが残っていました。
地下にある浴場も湧き出した温泉でフロアごと水没している有様でしたが、それを温泉カフェとして復活させたのがここ!…という訳です。
宿泊施設ですが、立ち寄り湯も大人400円で入れるとのことで、お邪魔することに。
感想はというと、洗い場の蛇口やシャワーの水圧が著しく不安定で…やっとまともに出たと思っても数秒後にはまた止まってしまうのがね…。
※この数日後に立ち寄り湯が一時休止されましたが、源泉の不具合とのこと。シャワーの出が悪かったのはそのせいかも。
とはいえ、温泉自体は新川渓谷温泉郷の特徴である茶色がかった濁り湯をしていて、ここが源泉かけ流しの温泉であることは確か。
この日の湯温はややぬるめでしたが…浸かってみれば身体が芯までぽかぽか温まる良いものでした!
今日のあとがき
やまのゆにあった成分表を拝見すると、泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物塩温泉とのこと。
鉄分を多く含む湯のため、使ったタオルを見てみたら真っ白だったはずのタオルが一部茶色く変色していました。
たぶん平落温泉も似たような泉質でしょうね…。
スポット情報【2024年12月時点】
▲地図では「やまのゆ」を表示しています
スポット名 | 平落温泉 |
所在地 | 〒899-6507 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田 |
現状 | 温泉はいまも湧いているが、一般開放はされていない。 |
スポット名 | やまのゆ |
所在地 | 〒899-5113 鹿児島県霧島市隼人町嘉例川3780-1 |
営業時間(立ち寄り湯) | 9:00~21:00 |
料金(立ち寄り湯) | ・大人:400円 ・小人:150円 ・幼児:100円 |
駐車場 | 有り(無料) |
ウェブサイト | ・自然の美しさと心地よさが融合する「やまのゆ」へようこそ(公式サイト) ・霧島大自然の心地よさ【やまのゆ】(インスタグラム) |