【鹿児島】霧島の秘湯「銀湯温泉」は荒廃気味でした

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ひとくちスポット紹介

スポット名銀湯温泉
所在地〒899-6501 鹿児島県霧島市牧園町万膳
概要霧島の山奥にある天然の温泉。
2024年現在、周辺は草に覆われており、温泉としての活動も衰え気味。

先日、けものたびでは鹿児島県霧島市の金湯温泉について紹介しました。
そこから少し離れたところに、今度は「銀湯温泉」とよばれる温泉があるらしいのです。

こちらも金湯温泉と同様に情報に乏しいため、2024年現在ではどうなっているのか分かりませんが…どうも近年は温泉の湧出量が減少しているとのこと。

真偽のほどを確かめるため、さっそく現地へ行ってみようと思います!

銀湯温泉へ

2024年6月8日、天気は雨ときどき曇り。

今走っているのは、銀湯温泉の周辺を通る日添林道銀湯支線です。

舗装はされているものの、車1台分しか通れないほどの道幅なうえにちょっと荒れ気味なので、このあと車を乗り捨てて徒歩で行くことにしました。

しばらく歩いていくと、分かれ道が出現。

銀湯温泉へ行くには、右のダートを進みます。
左側の道は行き止まりでした。

ダートを進んで広場のような場所に出ると、その周りもやっぱり草むら。

その右手側には橋が架けられているので、ここを渡っていきます。
歩くとちょっと揺れますが、造り自体はしっかりしているので橋が落ちるということは無いはず。

こちらは橋を渡った先を映した写真。

道は完全に背丈の高い草に覆われていて、完全に藪漕ぎ状態。
せっかく来たので意を決してここを突破するのですが、心の中はすっかり荒れ模様です。意外にもクモの巣がないのが幸いでした…。

ボッケを発見

藪の中に突如現れた不毛の地。

銀湯温泉にはいくつか源泉や噴気が出る場所があるとのことですが、道中でそれらしいものはなく、唯一見つけられたのがこの場所でした。

今はすっかり干上がっていますが、ちょっと前までは立派な湯だまりが形成されていたのかもしれませんね。

でも、この地下では今も温泉としての活動が続いている模様。

穴の中から温泉が湧き出す「ボッケ」も健在でした!
ちょっと覗いてみると、灰色の泥湯がボコボコと湧き出しています。

その温度は驚異の84℃!

湯に触れたら間違いなくタダでは済まないですが、これだけのエネルギーがあるなら近くに地熱発電所が造られるのも納得です。

今はもう管理されていないのか、かなり自然に還っていた銀湯温泉。

こんな状態なのでたぶん再訪することは無いかもしれませんが、かつてはプレハブの温泉小屋も設けられるぐらいには整備されていたらしいです(今もあるのかは突き止められず)。

さて、雨が上がってクモが巣を張り始めたので、閉じ込められないうちにここから脱出しようと思います。

今日のあとがき

スウ

せっかくなのでボッケの様子をGIFにしてみました!
かなり強烈な硫黄臭でしたよ…。

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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