湧水町にひっそり咲く日本最南端の彼岸桜を見に行こう

春といえば桜だが、大抵の場合こういう場所は人でごった返すものだ。

人間が怖いのであまりそういう場所には行きたくないのだが、やはり春を代表する花を一目は見ておきたいもの。

そこで今日は、一人きりで落ち着いて桜を見られそうな場所である鹿児島県湧水町のヒガンザクラ(エドヒガン)自生南限地を紹介したいと思う。

その名の通り、そこは自生する中で日本最南端のエドヒガンがある地なのだ。

目次

エドヒガンの咲く地へ

3月末の昼下がり、エドヒガンの咲く場所まで鬱蒼とした森の中を進んでいく。

ここら一帯に民家は無くただただこんな景色が続くのみで、目的地の数km手前から既にスマホは圏外となっていた。

地図の指し示す場所に辿り着くと、木々に紛れて立派に育った桜の木が見えてくる。

これこそが日本最南端のエドヒガンの一つで、他にも何本か花を咲かせているようだ。

この辺りは1923年(大正12年)に「ヒガンザクラの自生南限地」として約40haが天然記念物に指定されている。

そのため、区域内では植栽や伐採などの制限が設けられている旨の看板が立てられていた。

ちょうど今日が散り始めらしく、道路上にはたった今落ちたであろう花びらがいくつもある。

どうやらエドヒガンの花びらは普段見るような桜のよりも一回り小さいサイズらしい。

今日のあとがき

スウ

道中は車のすれ違いが割と困難で、カーブが多く見通しが悪いです。
桜の木をちょっと過ぎたあたりに路肩が広い場所があるので、車はそこに停めるのが良いかもしれません。

スポット情報

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この記事を書いた猫

九州地方に住むケモノ。
愛車でドライブを楽しむかたわら、2022年より観光スポット紹介と旅行記を兼ねたブログ「けものたび」を開設。

2022年:本土最南端「佐多岬」到達
2023年:日本最低峰の一つ「天保山」制覇

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